1941年ジョンフォード監督作品。

ジョンフォードと言えば西部劇の大巨匠だそうですが、今まで一作も観たことないからwそういう固定概念抜きで見れました。


これは西部劇ではなく、農民の貧しさをユーモアを持って描いた作品でした。

粗末なあばら小屋に住む老夫婦。
育てたこどもたちは10人以上で自分たちでも覚えきれず(そんなバカなww)。
少し頭の弱い息子と娘以外は、みんな家を出て行き音沙汰無しで、老夫婦たちはその日暮らしもやっとです。
いよいよ土地代も払えなくなり、地主に窮院へ行くように言われます。


そんな彼らと、いつも賛美歌?を歌う変な隣人オバサンや、老夫婦の娘を嫁にもらった男やらが出てきてすったもんだ。

うーん…時代だろうか…退屈でした(>_<)

古い映画でも、面白く感じる物も沢山あるんですが。


最後は、地主がホロリとさせてくれます。
古き良き時代といったところか。


貧しさに困窮している様子を、ユーモアを交えて描いているので暗さはありませんでしたが、この時代のアメリカは実際はこういう様子が多かったのかなと思いました。

戦後アメリカ映画が日本で公開される中、アメリカの貧困を描いているという理由で輸入されず、88年にようやく日本公開されたそうです。
それを知ると、感慨深い作品です。