マリリンモンローが男を手玉にとる悪女を演じるはずだったのに、なぜかプロデューサーの愛人(ほぼ無名と思われる)がその役を演じたという、なんだかなあな作品。


紀元前のお話。
捨て子の主人公は、医者の養父に愛情を持って育てられますが、ネフェルという美しき悪女に骨抜きにされ、全財産を彼女に渡します。
一文無しになり、放浪の旅へ。
本当に愛してくれる女性に気づいた時には、もう既に時は遅し。
そして実は彼が、次のファラオの第一継承者でもあり、運命の歯車に翻弄されていきます。


テイラーの『クレオパトラ』に比べると、どうしてもセットが貧相に感じました。

あと、プロデューサーの愛人へたくそww

演出もイマイチなとこもありました。

ジーンシモンズというどっかで聞いたような女優の名前もw

主人公のお着き人のオッサンは、ひょうきんな憎めないキャラで良かったです。

主人公が顔だけの女にメロメロになるとこにも、悪女の卑劣っぷりにも、非常に不快感が沸きました。


でも、たいして期待せずに観たからかまあまあ普通には面白かったです。