1956年イタリアの白黒映画。


良かった…(ToT)
良かったです。

時は第二次大戦後。
鉄道員の初老にさしかかる父親とその奥さん、三人の子どもたちの家族の物語。


主に末息子の目線からかかれていますが、この子が10歳にもなってないだろうなあ…。
顔もだけど声がむちゃくちゃ可愛い!
演技もうまい。
歳の離れた姉兄と年老いた両親という家族構成だから、結構色んな事を考えていて健気。
でも悪いテストを机に隠したり子どもらしいとこもあり。


姉兄は頑固な父親と衝突してばかり。
それをフォローするしっかり者ながら優しい妻。
何気に妻が一番偉大でした。
よく出来た奥さんだ。


父親も頑固だけども子や家族への愛情は格別にあって、でもなかなか歯車がうまく噛み合わず、家族は崩壊へ。


再び家族が寄り添えあえた時に、既に父親は病に侵され…。
最後のシーンうるっとしました。



あらすじだけ書くとよくある話なんですが、良かったです。
ぼろ泣きではなくホロリとさせられました。


監督自ら主演をされています。
ピエトロジェルミという人。


音楽も哀愁があって映画をより良い物にしていました。


見て良かったです。名作は時を経ても本当に褪せないなあと思います。


オールドムービーでは有名どころな名作です。
古い映画が好きな方で、まだこれを観たことがなければ是非観ていただきたいです。