1996年のドイツ作品。
耳の聞こえない両親を持った女の子の、10歳頃から大学受験までの物語。
実際の話がベースだそうです。


両親役には実際に耳の聞こえない俳優をキャスティングしたそうです。
お母さん、美人だけどちょっとマイケルジャクソンに似てた。


主人公の子役が大人っぽい顔で、イマルそっくりでした!
でもすんごい美人。
打って変わってハイティーンの主人公を演じた人は、美人とは言い難かった。
でも優しそうな顔でした。


主人公はクラリネットの才能に恵まれ、クラリネット奏者である叔母(父親の姉)から音大受験を勧められます。
しかし、叔母(つまり姉)と仲の悪い父親は、クラリネットに夢中な主人公を良く思いません。
そこでの父子の葛藤なんかもテーマです。
途中で大好きな母親も事故死してしまいます。


あれっ?ここで終わるの?!みたいなラストでした。
試験日にいきなり父親がやってくるとか、無神経でわらたw
演奏に支障が出るだろーにw
仲直り出来て良かったけど(^_^;)


音楽はとても良かったです。
『ピアノレッスン』を彷彿させるような、ちょっと激しいでも決してメランコリックではないピアノのBGMで始まります。
要所要所ではクラリネットが、時には小粋に時には悲しげに流れます。


とても良いテーマだし内容もいいんですが、なんだろうな、ちょっと物足りない感が否めませんでした。