1952年フランス作品。

ほんの少しの衝撃で大爆発してしまう液体ニトロを大量に運ぶ仕事を請け負った四人の男性の話です。
成功する確率が低い命がけの仕事。
少しでも凸凹道なんかを下手くそに運転すれば、自分もろともドッカーン。
ただ報酬は桁外れ。

面白かったです。


四人一人一人のキャラもバックグランドも被らずにしっかり個性があって、心理描写も面白かったです。


四人とも怖いもの知らずなんですが、一番えらそげにしていた初老の男性が、徐々に元気を無くしていくのがかわいそうでしたw
普通の神経ならやっぱり弱気になると思います。


トラック二台にわかれて二人対二人で行くんですが、最終的に残るのはたった一人…。
お爺ちゃんの足が折れた所、怖かった…。


最初1時間ほどは、なぜその危険物を扱うトラックに乗る事になったかのストーリーなので、ちょっと退屈な方もいるかもですが、私は大丈夫でした。
綺麗な女優さんが、脇の処理をしていないのに驚きましたw
当時はそんなものなのか?(^_^;)


トラックに乗り込んでからは常にドキドキハラハラ。
ハリウッドのCGバリバリの派手がご馳走なのとは違います。
どこを切り取っても満遍なく面白く作ってあります。
うまいなーという感想です。


機会があれば男女関係なく観ていただきたい作品でした。
ただ、ラストは後味悪いです(^_^;)