1945年、アル中男の白黒映画。
ビリーワイルダー監督だそうで、ビリーワイルダーってシリアスなのも作るんだなあとちょっとびっくり。

名作と言われている作品です。
元祖アル中映画。


30過ぎて定職にもつかず作家の卵の主人公ドン。
なかなか作品が作り出せずアルコールに頼る日々。
そんな彼を、なんとか立ち直らせようと兄とドンの彼女は一生懸命です。



それなのに、酒代が無くて財布を盗んだり、作家の命のタイプライターを質屋に預けようとしたり。

もう観ていて、あまりの駄目男っぷりに呆れ果てましたw
兄ちゃんも彼女も、もう見捨てたらいいよこんなカス…。


特に彼女が、もう恋は盲目のごとく彼一筋。
駄目男を好きになる女って本当に見ていて哀れ。
彼女の「彼を嫌いになれたらどんなに楽か」っていう苦悩、痛いほど分かりましたw
自分とダブった(T_T)

彼女役はレーガンさんの元妻だった人らしいです。


最後は、俺立ち直るよ!的な感じで終わりましたが、どう考えてもあれはまた同じ事の繰り返しだと思いました…。
ああ、彼女の目を覚まさせてあげたひ…。


アカデミーを主演男優賞はじめ沢山獲得しています。
確かに演出の面白さや迫力の演技ではありますが、そこまでの名作と言われる意味がよく分かりませんでした。
はっきり言ってつまらなかった…。
多分こんな意見は少数派(^_^;)


私は、ラブコメのビリーワイルダーの方が好きです(・o・)ノ