1990年代半ばの映画。
当時話題の映画だったと記憶してます。

スーザンサランドンがシスター役で、死刑判決のくだった男が処刑されるまでの、二人の数日間の交流を描いた映画です。


男がだんだんと自分の犯した罪を認め、シスターに吐露し始める描写により、観ている方は男に感情移入すると思います。
私もです。
最後の、注射を打たれて死んでいく様は、さすがに静かな涙が流れました。


男の犯した罪。
男はただの遊びで、若いカップルの青年を銃殺し女をレイプ。
その後、女も男の友だちによって殺されます。


それを考慮すると、やっぱり死刑になって当たり前だと思う私は冷たいのだろーか?
流した涙がなんか悔しかったです。

罪を認めなかった彼が罪を認める過程で、死刑はかわいそうかも…と思わせるテクはある意味卑怯かと思いました。
逆にいえばうまいんだけど。


でもカップルの身内にしてみれば、死刑で当たり前。
大事な子をレイプされ殺されたんですから。
実際にこういう事件で身内を亡くされた方には、非常に失礼で残酷な作品だと思いました。


若者の嫌な事件が目立つ世の中。
こういう作品を観て、人を殺したり犯罪をすると、それ相応の因果が返ってくると学ぶ少年少女が沢山いると良いなと思います。