1957年の陪審員裁判の白黒映画。


不良少年が父親を殺したとされる事件での裁判。
12人の陪審員たちが最終決議を出すべく、別室に移ります。
12人中11人が有罪を主張しましたが、ただ一人だけ無罪を主張する男(ヘンリーフォンダ)がいます。
そこからの討論の様子を描いた作品です。


延々と交わされるその個室での議論の様子が映画になっているのですが、こういうのを面白く描けるのが映画人たちの力量なんでしょう。
なかなかに見応えがあって飽きませんでした。


激論の中、一人、また一人と有罪から無罪へと考えが変わっていく様は、見ていて痛快でした。


観る者はいつの間にか13人目の陪審員となり、自分だったらどう意見するだろうかと考えながら見ました。
映画マジックですな~!


ヘンリーフォンダって、ブリジットフォンダのお爺ちゃん?おじさん?
全然似てないなー。


長さも長くないし、映画好きなら一度は観ておく方が良い作品かと思いました。

可愛いお爺ちゃんも出てきます(o^∀^o)

蛇足ですが(お爺ちゃん情報は蛇足じゃないです)、『12人の怒れる男』というリメイクのロシア作品、『12人の優しい日本人』という三谷幸喜の映画もあるそうです。
三谷さんww