2005年のフランスのロードムービー。
これは非常に良い作品でした。
今年観た中でもかなりのヒット作品。



超仲の悪い三兄弟。
彼らの親が亡くなり、遺産が欲しければ三人仲良くサンジャックまで行きなさい(キリスト教版お遍路さんみたいなもの?)、という遺言が遺されます。


なよなよ長男は社会人として成功しているが、安定剤が手放せない。


男顔負けの長女はいかにも!的な堅物学校教師。

女大好き次男はアル中年中ニートのろくでなしダメ男。


最初は、どつきあいながらの旅。


他の旅仲間も、文盲がいたりガン患者がいたり…。


もともとは遺産目当てで始めた旅でしたが、それぞれがもっと大切な事にだんだんと気づき始めます。

旅仲間との絆が深まっていきます。


所々に笑える場面も散りばめられていて、バランスも良かったです。
長男長女が一緒の部屋で寝るシーンは、今思い出しても笑えるwww


時々夢のシーンが出てくるんですが、抽象的すぎて読解力の無い私には難しかった…


しかし、亡くなったお母さんは粋な遺言を残したなあ…。
仲悪かった兄弟が、お互いを理解しあい大切な事に気づくだろうと見越しての遺言だったのかな。
だとしたら母親は偉大だ~!