1922年ドイツのサイレント映画。
今から90年前!
もうこの年月だけでおったまげ。


私にとって今年二本目のサイレントです。
ちなみに1本目は1929年のメトロポリスでした。


題名からも分かるように吸血鬼映画です。
元祖吸血鬼映画にあたるようです。


今の概念では吸血鬼といえばこうもりですが、この作品では代わりにネズミとなっており、更に死の病ペストを撒き散らす恐怖なものとして描かれています。
これには時代を感じました。
ペスト怖い…。


当然白黒ですが、セピア色だったり緑がかっていたり、のぞき穴から覗いたような丸い画面になっていたり、色々工夫されていました。


吸血鬼も、今のイメージの妖艶で艶めかしい感じでは全くなく、ガリゴツのフランケンシュタインみたいな格好してました。



最後煙になっちゃったりして、他にも当時の技術や文化をかいま見れ、ほうほうと思いながら貴重な鑑賞が出来ました。