1995年頃のダイアンキートンが監督した作品です。
ダイアンキートンてよく知らないけど、多分本業は俳優の方だと思います。


これもいい話でした。

設定は『海辺の家』とよく似てます。

幼い兄妹の母親が末期癌となり、父親はなんとかそれでもうまくやっていこうとするけど空回り。
みんながそれぞれストレスを溜め込み、家族の間にはピリピリした空気が漂います。

そんな中、お兄ちゃんの方が家を飛び出し、父方の叔父の家に身を寄せます。


その叔父二人がもう凄い変人なんですww
一人は激しく精神がおかしいんですが、常に誰かに狙われて盗聴されていると思い込み、もうやることなすことが滅茶苦茶ww
それでも少年とはウマが合い楽しく過ごします。

この叔父たちが、ストーリーにおいて非常に良いスパイスになっていました。
病んでいるからか、とても鋭い感性な部分もあったりして。

最後に母親は息を引き取ってしまうんですが、生前に取りためておいた家族のビデオを、父親は辛さのあまり捨ててしまいます。
それを少年が見つけ拾い上げて…。



こういうテーマの映画って本当に多いですが、それでもなかなか面白かったです。
なんで日本未公開だったのか不思議な位。
良かったけどなあ。