数年前の韓国映画です。
音楽が好きな人ならとても面白く観られると思います。
そうでなくても、音楽関係以外の部分も良かったです。


自分のピアノの才能に限界を感じ、町に小さなピアノ教室を開いた30過ぎ位?の負け犬主人公。
そこにイタズラばかりする悪ガキが入り浸るのですが、ピアノ初心者の彼に試しに弾かせてみたところ…といったお話です。


この少年、本当にピアノを始めて一年未満でなんかのコンクールに優勝したそうです。
すんごい。


韓国でも、初めはバイエルなんだね。
子どもの頃を思い出して懐かしかったです。


繊細で気難しい少年とのぶつかり合い、人生への焦り、ピアノで成功している友人への嫉妬などなど人間模様も面白かったです。


ロシア人ピアニストから、少年がショパンのエチュードかなんかを弾いてみるよう促されるくだりがありますが、幾らなんでもあんな数十分で弾けるようにはならんだろー、とあれだけはちょっとしらけてしまったww


主人公に恋するピザ屋のお兄ちゃんが、これまたいい味出してました。
なんでもかんでもガハハハハ!と超ポジティブで憎めないキャラクターでした。


韓国映画って初めてみたかも。
初めて観たのが良い作品で良かったです。