2003年のロシア映画です。
非常に評価の高い作品のようです。


蒸発していた父親が12年振りに突然帰ってきます。
写真でしか観たことの無い父に、とまどう二人の兄弟。
その父が、またまた二人を突然旅に誘い、兄はそれなりに順応するのですが弟は反抗しまくります。


全体的にど~んよりとした雰囲気に包まれた作品です。

父親に謎の部分が多すぎるのと、キリスト教徒にしか分からないような伏線が数多くあるらしく、日本人が本当に理解するのにはなかなか難解だとか…。


例えば、父親が家族にパンと葡萄酒を振る舞うシーン。
これは、最後の晩餐とかけてありますが、分かりやすい例です。
あとはよく分かりません(^_^;)

非常にワンマンに振る舞い、旅の最中も謎の行動が多い父親。
しかし彼が子どもの為に、「金曜日」にあんな事になってしまうのにも意味があるみたいなんですが、よく分かりません(^_^;)


最後に何枚か映るセピア色の写真。

謎が多すぎて、観た後モヤモヤしました。
どよ~んとした空気が重苦しいので、観るのになかなか体力つかうかも…


お兄ちゃん役の子が、この映画の撮影後にロケ地となった湖で遊んでいて事故死したっていうのも、ちょっと怖いです。

合掌。