2004年作品です。
『シックスセンス』や『AI』に出ていたあの天才子役(名前忘れた汗)が出てきます。

非常に面白かったです!
うんうん、面白かった。

二人の老兄弟が主演っていう時点で、年寄りフェチの私にはもうたまりません。

天才子役君は、男好きの母から、その爺さんたちの家に預けられるんですが、またその爺さんたちが、セールスマン相手に鉄砲ぶっ放すわ飛行機乗り回そうとするわで、観ていて痛快でした。


なんやかんやで三人で夏を過ごし、だんだんと老兄弟と少年の間に強い絆がうまれてきます。


後半は、三人が飼う動物園をお払い箱になった(?)一匹の年老いた雌ライオンが物語のカギになります。
原題は secondhand lionsで、
中古のライオンたち、というのですが、ライオンが複数形になっているがポイントですね。
単に彼らが飼ったライオンを指しているのでなく、彼ら老兄弟自身を指しています。
今は使い物にならなくなった老体だけども、その昔は凄かった。
その武勇伝もストーリーの中で語られていきます。

ライオンは最後、天才子役君を助けて天寿を全うします。
真のライオンです。

そして年老いた老兄弟たちもまた…真の男でした。


人に勧めやすい良い作品だと思います。


ところでこの天才子役君、天才子役の宿命でしょうか。
残念ながら大人になってからは、飲酒運転やらマリファナにも手を出し、良くない方向へ行っているようです。