ミッシングとは行方不明者という意味のようです、多分。


1982年作品。
南米チリのクーデター中に、一人のアメリカ人男性が突如チリから姿を消しました。
不可解な疾走事件の事実を探るべく、彼の父親と妻が奔走する実際にあった事件を再現した社会派ドラマ?です。


これも政治的背景が小学生レベルの私にはよく分からなかったです……(-.-;)


チリのクーデターにアメリカが関与していて、その事を知ってしまった彼はアメリカの(チリの??)政治的圧力によって消されてしまった、という内容だと思うのですが…自信が無い…


父親はアメリカ政府の事を信じ切っており、大使館の人間が言うように、息子は自ら何らかの理由で雲隠れしている、と思い込んでいます。

でもだんだんと政府の曖昧な対応に対し不信感を募らせていき、事実を突き詰めていくと国家に裏切られた事を知ります。
息子は殺されていたのです。
壁の中に埋め込まれて。


遺体もすぐ返して貰える約束が数ヶ月も遅れ、最早本人の遺体かも怪しい。


もともとうまくいってなかった親子関係。
皮肉にもこの死亡事件により、父親は本当の息子を理解していきます。


実際にあった事件だけになんとも観た後にブルーになる映画です。

しかし政治に疎いバカな私は、なぜ殺されるまでのレベルになったのかいまだに分からん(-.-;)