駆け込みでトルコ至宝展へ@国立新美術館
去年トプカプ宮殿に行ったら宝物館が修復中で、
もう一度見たいと思っていたインドからの贈り物が見れなかったんですよね…
来てたらいいなと探してみたけど、やはりなかったです。
でも鞘に宝石をはめ込んだ刀やスルタンが着ていた服、敷物などゆっくり見ることができました。
一言で言うと豪華絢爛。
短刀の柄がエメラルドそのもので出来てたり
全面宝石が埋め込まれた金の水筒
花細工が細やかな陶器はまるでラリックのジュエリーのよう。
バラ水入れの壺なんてスルタンが招いた人々に振りかけたなんて解説付きで
もうこの時代からコロンヤみたいなものがあったんだ、と嬉しくなります。
何気なく展示されてる服もスルタンのお召し物なので当然布は一から織ってる訳で…
刺繍のひと針ひと針も、絶対間違えられないだろうな…などと職人さんの気持ちも想像しつつ。
美しいものを見て目と心が洗われました。
設置も凝っていて各テーマ毎に壁にタイル柄が施されてました。
繊細な細工の壺など見ると、これをよく無傷で日本まで運んでくれたなぁ…と運送技術にも感動します。
よい展覧会でした。
国立新美術館は建物の内部も美しくて癒されます。
行きたい美術展って先延ばしにしているとあっという間に終わってしまう。
これからはもっと早めに足を運ぼうと思いました。