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機能不全家庭で育った私は1日も早く家を出たくて仕方ありませんでした。

運良くだんなからプロポーズされ、めでたく結婚❣️
だんなは転勤族だったので、実家からも遠く離れ、のびのびと新婚生活を送る運びとなりました。

やがて妊娠。
無事に長女を2年後には次女を出産しました。

子どもは昔から大好きでした。
短大も幼児教育学科を卒業しているので、保育士と幼稚園教諭の資格免許を持っています。

とはいえ、『自分の子どもを育てる』という事はまた別の話。
私にとっては恐ろしい事でした。


『親にも愛されなかった私が、ちゃんと子どもを一人前に育てる事が出来るだろ~か?』


時々腹の底から湧き上がる怒りをコントロールするのに苦労しました。
実際叩いてしまったこともあります。
娘たち、ごめんなさい。


『私が育てたら変な子に育っちゃう』
と、さめざめと泣きながらだんなに訴えた日もありました。

だんなは
『そんな事ないよ。二人ともいい子に育ってるでしょ』
と言ってくれましたが、その時の私は

『この人に何を言ってもわかってもらえない!』

と絶望していました。
あの時はごめんなさい。


切羽詰まった私がしたひとつ目は


社宅の友達や、年上のお母様方に協力を求めること。

一人で子育てを抱えこまないこと。

です。


『私は親にちゃんと育ててもらってないんです。だから変な子育てをしてるかもしれないんです。自分ではわからないので、変なことをしていたら教えてください』


と、外で子どもを遊ばせてる時に言ってまわってました。
勿論信頼できそうな人を選んでですが。

最初はみんな、ビックリしたような顔をします。でも私が至って真剣だとわかると、相手の方も真剣に受け止めてくださいました。

そして何くれとなく色々な事を教えてくださいました。

あちこちに転勤しましたが、どこに行っても皆さんに優しくしていただき、娘たちは無事に変な子にもならず(笑)大人になりました。


そしてふたつ目は


たくさんの子どもたちを見るプロの人の所に定期的に通う。


我が家は公文式に通いました。
福岡の公文式の先生がほんと~に素晴らしい方で、親子共々お世話になりました。

たくさんの子どもを見ている方は、子どもの特性をかなり正確に把握してくださいます。

私は公文の先生に

『ゆゆ(次女・仮名)は感性の人やけんね、あまりこねくり回さんで育てた方がよかよ』

と言われ、肝に銘じて育てました。

十数年後、長年保育士をしている友人から

『ホントにその通り!公文の先生の言葉を信じて育てたあんたは偉かった!』

とお褒めの言葉をいただきましたよ。

やっぱりね
数見てる人は違います。

信頼できるプロの人に委ねる、相談する。

お陰様でうちの娘たちはたくさんの方の愛情をいただいて、『普通』の娘に育ちましたウインク

世代間連鎖は絶対避けたかった。
母のようなお母さんにはならない!と必死でした。
子どもは宝です。

私ね、娘達のこと、謙遜してわざと大したことないように言えないんですよ。
たくさんの方が娘達を可愛がって育ててくださいました。
私ひとりで育てたわけではないと思っているので、娘達を貶めるような事言えないんです。



ささやかな私の経験ですが、今、昔の私のように苦しんでいる若いお母さんの少しでも参考になったら、こんなに嬉しいことはありません。