いらっしゃいませ。
りえざる★ママシンガー山本理恵です。
病院の仕事での出来事。
ある女性の患者様が話されたこと。
『看護師さんでも色んな人いるねー。 カーテンを開けて、用件だけ言ったら、開けっ放しで行っちゃう人。 カーテンをキッチリ閉めていってくれる人。
そーっと開ける人。 ジャッと開ける人。
ほんと色々ねー。』
この方の病室は個室ですが
点滴などしている関係で
ドアを閉めきることができません。
カーテンが
部屋と廊下とを仕切っているだけです。
部屋の前の廊下は
看護師・ヘルパーさんが通るのは頻回です。
動ける患者様の通りも多い場所。
話声は筒抜けです。
常に人の気配が一枚の布の向こうにある。
この方は
カーテンを常に閉めてほしいと
思っています。
でも、
なかには
閉めないでほしい人もいます。
不安の強い人や
助けを常に必要とするひとなど。
患者様にも色々あるのです。
良かれと思って
閉めていっても
『閉めないで!』と怒る方もいれば
『どうして閉めてくれないの?』と
怒る方もいる。
ほんとそれぞれ。
観察してたらカーテンひとつでも、
相手がどうしてほしいのか
わかるけどね。。。
病名や血圧の数値や検査データを
読めても
相手をみれてないことって
一杯あるよ。
私も偉そうなこと言えませんけど。
時間に追われたりすると、なかなかね。
だけど
看護のプロってそういうのも含むと思う。
看護って
創造力と観察の研ぎ澄まされる
仕事やわ
時に嫌になるときもあるけど
有り難い体験です。
RIEZARU★山本理恵