たぷおとオカンと時々でそん~イタリアデート下見編~① | そうだ ちょっと、休もう。

そうだ ちょっと、休もう。

HSP気質なワタシの日常

あにょにょ~!






でそんぐんにメロメロな

残念な男前、

TOPを子にもつ





どうも。

たかぎです。









悲惨なクリスマスから

月日は流れ、

季節はめぐり、

気づけば

街の木々も色づく

秋の到来。





あのクリスマスから

もうすぐ1年か…

と、

私は家の部屋の窓から

ぼんやり庭の

黄色く染まった

銀杏の木を

眺めながら

物思いにふけっていました。







そのとき

携帯に1本の電話が。















ドゥンダダ

ディダーダ

ドゥンダダ

ディダーダ

ドゥンダダ

ディダーダ

ドゥン♪

↑私の着信音←







ピッ。







ヘンジーン!

…じゃなかった。

よぼせよー?(もしもし)←







私は慌てて電話を

とりました。









オンマ。

イマスグ

羊羮ヤサンノ

トナリノ

カフェニ

キテクダサイ。




ガチャ。






それは…

愛する息子、

トップからの

電話でした。





今までになく

落ち込んだ声で

とても深刻な様子。






いつもよりも

さらにカタコトだし。←








もう学校から

帰って来る時間だし…





これはさては、

でそんぐんに

一緒に帰るの

断られたか



学校で

じよん先生に

叱られたか



隣のクラスの

よんべくんに

間違ってジャージ

持ってかれちゃったか←



お金持ち

スンリくんに

また筆箱自慢されたか←







それからそれから…

と、

頭の中で

愛する息子ちんが

なぜわざわざ

私をカフェへ

呼び出したのか

その理由を考えながら、

私は息子ちんの待つ

カフェへと急ぎました。










このお話は

街外れに住む

トップ少年と

息子の恋の行方を

そっと見守る

その母の物語。











カラン、カラン。









私は肩で息をしながら

ふらつく足をなんとか

動かして

カフェの扉を

勢いよく開けました。








カウンターで

コーヒーをいれている

強面の

マスター、

WUさんと目が合うと、

WUさんは

2階へと続く階段を

指差しました。

これがほんとの

マスターWU。←黙れ








2階かよ!

と思いつつ←

老体にムチ打って

かけ上がると

窓際の一番奥の席に

愛する息子ちんの

背中が目に入りました。






2階には他に客はおらず

西日が差して

窓際に置かれた

花瓶がキラキラ

反射していました。












トップ!

どうしたの…?






恐る恐る

息子ちんの背中に

声をかけました。













































あ、オンマ…。

遅かったデスネ。











振り向いた

息子ちんの表情は

思ったほど

沈んではいなかった。






遅かったデスネって

そりゃアンタ。

母ちゃん街外れから

ここまで

甥っ子の

セブンくんから

譲ってもらった

ローラースケートで

来たからね。←健康的






オンマ、

座ってクダサイ。

オンマに

頼みたいことがアリマス。




息子ちんは

母ちゃんの

ローラースケート

には

一切触れず←

私を向かい側の席へと

促しました。









私が腰掛けると…



























オンマ!

一緒に

イタリアへ

キテクダサイ!











と、言い放った

息子ちん。








ちょっと待て。

アンタそれ

人に物を頼む

態度かい?←






母ちゃん一瞬そう

思ったけど

チェックのシャツが

すてきだったから

その言葉を

飲み込みマシタ。←バカヤロウ






イタリア?

いきなりどうしたのよ?




でそんぐんと、

いつかイタリアへ

行きたいと

思ってマシタ!

でも、ハジメマシテ

トップデスの国で

でそんぐんを

リードするには

ぼくちんが

まずはイタリアを

知らなければいけないと

思うんデス!







そのためには

イタリアに下見に

いかないと

イケマセン!





だからオンマ!

ぼくちんと

イタリアに

イキマショウ!






母ちゃんの手を握り

真剣な表情の息子ちん。










…ううううっっっ。

アンタどこまで

でそんぐんラブなのよ

ほんとにもう!




母号泣。←バカ





でもヤン校長先生に

お休みの許可を

頂かなくちゃ…。






それなら

ダイジョブデス!

トップデス!

ぼくちんの

ベアブリック

全部あげるって

言ったら

すぐOKしてくれたダネ!











校長も

バカ

だったー!








そう…

それなら

話は早いわね。

で?

いつから行くって言ったの?













明日デス!

ドヤサ


















ちーん。

母白目。










こうして、

計画性があるんだか

ないんだか

良く分からない

でそんぐんに夢中な

息子ちんに

振り回されて、

私はイタリアへと

旅立つことに

なりました。






















たぷおとオカンと時々でそん

~イタリアデート下見編~

②へ続く~!



















あにょ~!