と言っても脱北する人々を指南するわけではなく、森巣博の「越境者的ニッポン」という本の読後録です。


この森巣博さんは世界中の鉄火場を渡り歩いたというだけあって、真偽の程は分かりませんが、ルックスの圧倒的な迫力に説得されてしまいますガーン

「卑しい奴がいた。そばにいるだけで、震えがくるほど雅致を持つ人がいた。思考が不自由な奴(バカのこと)もいた。思考が自由過ぎる人もいた。そこに、人種・民族・国籍の差はない。あったのは人間の差だけである。」

素晴らしいですねニコニコ

当たり前のことなのにどうして忘れてしまうんでしょう?

取りあえず「日本人とは?」なんて構えないといけない為政者はまず、当然のように前提にしておかないといけないですねベル

もっとも、マカオなどの賭場の人々や、若い放浪の旅をする人々を観察すると自由人が多いと思いますので、余計に人間の差だけが浮かび上がって来るのかも知れませんひらめき電球

賭場は金銭的にも精神的にも人間が丸裸にされる場所なので、阿佐田哲也の諸作などに描かれているじりじりする感覚が鋭敏になるんだと思います爆弾


福本伸行の「カイジ」などもぎりぎりの状況で試される人間がこれでもかと描かれていて、素晴らしいのですが、映画の「カイジ」はなかなかのがっかりでしたガーン

誰も頼りに出来ない状況だからこその「カイジ」であるはずなのに、天海祐希の役どころが理解というか甘えられる存在として描かれてしまっているのは致命的ですね。

最後に億単位のお金を騙されて取られたところで、信じられる仲間として描かれてしまったら絶望的な状況という設定はぶち壊しという感じでしたガーン

会長も驚くぐらいもっと刺激を!!とう感じでしょうか?
ニック・ベルチュ率いるRONINの新宿ピットイン公演を見てきました音符


それぞれの楽器は違う位相のリズムを繰り返して鳴らしていますが、時間とともにフレーズが少しずつ、少しずつ変化して行きます。

リード楽器もメロディックなフレーズを奏でることは無く、リズムとして抑制されたフレーズが響かせます。

一聴したところ独立したリズムではありますが、それぞれの楽器が変化するタイミングは共にしてやがてダイナミックに絡み出します。

ライティングも派手ではないものの、その変化を照らし出すようにパターンが変わって行きますひらめき電球

自身の音楽を禅に例えるように、抑制されたリチュアルなグルーヴが禁欲的な空間を作り上げますが、その禁欲故に僅かな変化が鮮やかに映し出されます映画

スティーブ・ライヒやテクノ・ミュージックなどのミニマル・ミュージックのある種の究極的な形とも思えますニコニコ


まあステージは本当に素晴らしいのですが、ピットインではよくある通り見事にお客さんには若い可愛い女の子などはいませんあせる

10年後なら分かりませんが、こういうのばっかり聴いてると、女の子と縁遠くなってしまうので気をつけないといけませんねガーン
東浩紀編集の「日本的想像力の未来」という本は大変刺激的でした。


日本のアニメが日本製とも知られないまま、世界中に広がっている現実(キャプテン翼を好きなデルピエロ!)などは、一昔前の日本の文化の受容のされ方が主にヨーロッパのインテリによって東洋趣味丸出しでなされていたのとは隔世の感がありますあせる

オタクの人達に人気のある声優がヨーロッパやアメリカで公演を行うと、肌の色や言葉が違ってもお客さんの人種(!)というか客層が日本と変わらないという話も面白いですね。

いじめられっこと相性がいいおたく的なものの世界的な広がりということを考えると、世界中でイケてる人々とイケてない人々の存在が露わになって来ただけといったら身も蓋も無いのかも知れません。

小さく群れを作ってトライブ化する人々をただ肯定するためだけのためにおたく的なものが享受されるのだとしたら、それは寂しいことだなあなんて感じましたしょぼん

大きな会社であれば心療内科の主治医を抱えるのが当たり前になっている現実を考えると、社会への耐性のない人々を増やすだけになりやしないかなんて危惧もあります。

社会を変えてやろうなんて言うなら、なおさらのタフさが必要だと思いますニコニコ

もちろん日本のアニメが好きで地元じゃ変人扱いされているのかも知れませんが、外国でのスマートな享受のされ方を見ていると、もっと軋轢(FRICTION!)や退屈(BOREDOMES!)を抱える必要もあるんじゃないかなんて気もしますガーン


ニューヨークのアバンギャルドなジャズ・シーンの顔役とも言えるジョン・ゾーンには僕も神保町の古本屋で出くわしたことがありますが、BGMはジョン・ゾーン率いるELECTRIC MASADAのライブ盤「AT THE MOUNTAINS OF MADNESS」です音符

エレクトリックな音が飛び交いながら、全編過剰なまでに過激な音ですが、その中でもジョン・ゾーンのサックスがギャーってひしゃげた叫び声を響かせると、まさに人種や国境を越えて響いて来るものがありますね爆弾


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