午前中の嵐模様の天気の中で、桜もだいぶ散ってしまいました

渋谷公会堂にルーファス・ウェインライトを見に行ったときは、まだ桜が咲く前だったので、やっぱり桜の季節はあっという間に過ぎてしまいます

ルーファス・ウェインライトのライブは前から2列目という素晴らしい席でしたが、ステージにはピアノが1台置いてあるだけです

ときにギターに持ち替えたりしていましたが、まさかのソロ・ライブだったのです

開演前は少し不安でしたが、始まってしまうと曲の良さと歌が際立つような素晴らしいステージでした

開演前のBGMで掛かっていたこともあり、ニーナ・シモンの「ニーナとピアノ」の名演を思い出しました

ルーファスはキティちゃんのイラストが入ったギターを弾いてみたり、茶目っ気たっぷりのMCがあったりと、パフォーマンスにはすっかり引き込まれてしまいました

今日はそれ以来のライブでお馴染みの新宿ピットインに八木美知依ダブル・トリオのライブを見に行って来ました

僕はこのバンドのライブは行ける限りは、毎回行きたいと思っていますが、今夜もやっぱり素晴らしいライブでした

2台のドラムはユニゾンのフレーズを叩いていたら、次には激しく叩き出すのですが、2人のドラマーはもともと凄腕なので、フリーフォームで同時に叩いていると恐ろしくスイングしまくるのです

ベースの2人は、基本的にはウッドベースとチェロという形ですが、これも凄まじいリズムを繰り出してきます

チェロはエフェクトを掛けて繊細な音を引き出したり、激しい弓さばきで情熱的に奏でたり、素晴らしいのです

そして主役の八木さんですが、以前よりも琴の音がはっきり聞こえるようになっていて、エフェクトを掛けてフリーフォームで演奏するときの迫力が増していたと思います

バンド全体的にも音色のバリエーションが増えたように感じられて、僕にとっては進化と思えるような変化が見られるのは本当に嬉しくなります

このライブは外国人の観光客向けの媒体に告知が出ていたこともあってか、後ろの席にはロシア人の2人組の若い女性がいたり、隣りには夫婦で来てる外国の方もいたりしましたが、さぞ驚いたと思うとニンマリしてしまいます

急いで最終電車で九十九里の家に帰るのでなければ、一杯ご馳走したいところでしたが…

このバンドは琴と言っても「春の海」というより、春の嵐が似合っているということなのかも知れませんが、前回のピットイン公演のとき同様に今日も悪天候にみまわれてしまったからなのか、お客さんの数が賑やかと言いにくいところは本当に残念です

ニューヨークのニッティング・ファクトリーでアンドリュー・シリルとマーク・ドレッサーとマーティー・アーリックのトリオを見たときの客の少なさと、ステージの有り得ないような素晴らしさのギャップにも驚きましたが、こういう素晴らしいバンドはやっぱりたくさんの人に聴いて欲しいと思います

来週はいよいよウイルコのライブに2日連続で行くつもりです

ピットインとも縁があるネルス・クラインの何かに取り憑かれたようないかれたようなギターを堪能してきたいですね
