今の僕は完全に非モテモードに入っているようで、西村賢太さんの「苦役列車」に続いて、今度は本田透さんの「がっかり力」を読みました

これを読むと、今の自分はけっこうカリカリしていたのかななんて気づかされたような気がします

非モテ系の人だけではなくて、モテ系の人であっても、合コンに行ったらがっかりだってなんてことは日常茶飯事ですからね

作者自身はそんなに力んで言っているわけではありませんが、がっかりという視座から文明に対する「No」を突きつける啓蒙の書といった感じですね

しかしながら、僕の悪いところは、「がっかり」も身につけたら、モテにつながるんじゃないかとどこかで思っているふしがあります

リリー・フランキーさんなどは、くたびれたような、がっかりした雰囲気でありながらもすごくモテそうな気がします

女の子を口説くのにも力んだりしなそうですし、そもそも1回やれたらいいかなというぐらいで、あまり過剰な期待なんてしていなそうなリラックスした雰囲気があります

憧れてしまいますが、僕自身はそんなに開き直れるような気がしません

いまだにモテそうなツールを欲しがるところがありながら、がっかり力も欲しがったりして中途半端なままです

色々な属性を身につけようとしているうちに、自分がどんなキャラなのかふわふわしてしまっていますが、何でも欲しがろうとし過ぎているのかも知りません

いい年して、年齢不詳に言われがちなのはこの辺りにも理由があるように思います

そういう意味では、必死でカリカリしていないように見せようとしていながら、実際のところはカリカリの塊なのかも知れません

本書に取り上げられているように、がっかり感が満載の「シベリア超特急」も好きではありますが、ドストエフスキーばりに人間の究極をカリカリに描いているような「ダークナイト」はもっともっと大好きです

前売り券を入手した「ダークナイト・ライジング」の公開が凄く楽しみなのです

でも公開初日はフジロックの2日目だったりするので、フジロック後に何もしたくない日がしばらくあるだろうと考えると、観るのはだいぶ先になりそうです

