ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが亡くなったそうです

ラスト・ワルツのテーマが頭の中で鳴り響きます

芳醇な響きです

満たされた気持ちになります

今を楽しむための地続きになった風景として捉えれば、縦軸である歴史や横軸である世界を知ろうとするのは楽しいこと以外の何物でもありません。
橋本治さんの「大不況には本を読む」を読んでいたら、ヒストリカリー・イフについて考えてしまいます

経済が成長し続けるなんて思いはやはりひとつの信仰というか宗教なんだと思います。
それなのに豊かさの発展拡大を信じ続けないと成り立たないシステムに依存している生活に破綻が来ないと考えることはやはり間違っているのかも知れません。
最終革命としてインターネットであらゆるものが手には入るようになったからこそ、自足した生活に舵を取るなんてことは出来るのでしょうか?
そうはならずに、ビジネス・チャンスだと考える人々がインターネットに仕掛けるであろう様々な方法(意匠!)によって、また新たな欲望を喚起されるんだろうと思います。
くだらないものに翻弄される生活なんてまっぴらだと思いますが、そういう経済のダイナミズムに翻弄される人間の悲哀というのも、他人事的というか、文学的には面白がれてしまう話ではあります

僕は今は新宿に住んでいますが、いずれは実家の近くの海が近い田舎に居を構えて、Amazonなどのインターネットでたくさんのものを取り寄せながら暮らすことになると思います

田んぼで鳴くカエルの声に囲まれながら、じゃがたらの「都市生活者の夜」や「タンゴ」を聴くことになるんだと思います

こんなことを大量の映像、音、本、美術に囲まれながら考えていること自体が大いなる矛盾でしかないのかも知れません

