僕は楽器の単独な音色ではチェロの音が1番好きです

最近日本のバンドでボーカルの女の子が、チェロを弾きながら歌っていたのを見て格好良かったですね

中低音があれだけ豊かに響くのに、高温域も痩せた響きにならずに伸びやかに鳴らせるというのは素晴らしい楽器ですね

そのチェロをコンテンポラリーな音で鳴らしているハンク・ロバーツの「BIRDS OF PREY」というアルバムは大好きな一枚です

1曲目の「COMIN'HOME」でのエレキ・ベースのチョッパーとチェロの16分での絡み方は中低音を分厚く、ファンキーに響かせます。
2曲目の「PRETTY BOY TOM」はオープニングのチェロのソロで静かに始まりますが、ピチカートの響きから引き込まれます。
歌声と楽器が増えていき、チェロの音はだんだんロングトーンに変わっていき、ドラムが加わって来たときの疾走するようなチェロのソロには凄く痺れます

4曲目の「ANGELS AND MUD」ではボーカルのバッキングだったチェロがだんだんフリーキーに鳴らされていく部分が堪らないです

5曲目の「SCREAM」は最初から叫び声で始まり、アヴァンギャルドに一気に終わってしまいます。
ラストの「HEAR ME」はある種のマニフェストといった感じの力強いボーカルで始まる感動的なナンバーです。
「LEAVING HERE ALL TOO SOON」の歌声のリフレインに痺れながら、エンディングでの「NO HOME,NO CONFORT, BUT MY SPIRIT IS STRONG」,「NO HOME,NO COMFORT, BUT MY LOVE IS STILL PURE」のフレーズで昇天するという感じです

アホみたいな頑張れソングではなくて、こういう歌こそ被災地に響かせたいと思ってしまいます

女性ボーカルのD.K.DYSONの凛々しく、伸びやかな歌声も素晴らしいですね

ギター、ベース、ドラムも上手な人達なのですが、音色の作り方が少し古い感じがするのが残念ですね

音楽のスタイルとしてはロック、ジャズ、フォーク、ファンク、アヴァンギャルド、などジャンル分け不可能という感じです

