私は小中高時代、常に独りだった。
一人上手だ。数日間、誰とも話さないで過ごすこともできる。
そんな、
私は、子供の頃から自分が主人公の理想郷に住んでる。
そこでは、自分は友人に囲まれ中心にいる。
修学旅行の班決めで一人余ることもないし、部活帰りラーメン屋でバカ話しをしたりもしてる。
社交的でみんなの人気もの理想の自分である。
大人になってもたまに集まりバーベキューなどもするかけがえのない地元の友人だ。
しかし、救いようのない虚構の理想郷も限界に来たような気分だ。
この頃、強く思う。
誰かに私のことを知ってほしい。
けれども、伝える相手は誰もいない。
私はいつも、独りなのだ。