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使用済みネタをクイズにするとか、

色々(ってほどでもないけど)工夫して使いまわしてきましたが

とうとう、ほぼ同じ書き方で以前のネタを使ってしまいました。

まあ、でも6年前なので、

半数以上の生徒さんにとっては初ネタです(;^_^A

 

「赤とんぼ」がシューマンの「序奏と協奏的アレグロニ短調op134」と

そっくりだと知ったのはいつ頃だったかな?

車に乗ったらFMからこのシューマンが流れていて

「え?赤とんぼ?いや、違う、シューマンっぽい?

でもシューマンにこんなピアノ協奏曲あったっけ?」

もう、頭の中「?」だらけ。

何度も何度も「赤とんぼ」っぽいフレーズが流れてくるわけです。

演奏が終わって、曲名を聞いて、

やっぱりシューマン・・・

山田耕筰はこの曲知っていたのかしら?

年代的にはシューマンが先だよね?

と新たな「?」が・・(;^_^A

 

1963年、石原慎太郎が

「ドイツの友人によるとあれはドイツの古い民謡だ」と

エッセイに書いたものに対し、

まだお元気だった山田耕筰が激怒して猛抗議した、という話があります。

その約20年後、吉行淳之介も

シューマンの作品とそっくりだとエッセイに書き、

それが新聞にまで載り、話題になったそうです。

 

なんというか。。

山田耕筰のあまりいい話は聞かないし、

このシューマンの作品があまり演奏されない曲であるとか、

大作曲家と言われる人たちが民謡などのメロディを使って

壮大な交響曲を作っているなど、

クラシックの世界では珍しいことではないのに、

激怒するところがますます怪しい、とか、

「赤とんぼ」がヨナ抜き音階で作られていることなどを考えると

(シューマンの曲をヨナ抜きで作ったらいいものができちゃった、みたいな)

確信犯だったかもね・・

なんて思ったりもしますが、

でもねー 世の中に似ている曲なんてごまんとあるし

似てしまっても仕方がないと思うし、

何より、

「赤とんぼ」も「からたちの花」も「この道」も

やっぱり大好きなのですよ。

パクリとか関係なく、

日本人にとって大切な歌という位置づけは

変わらないと思うな。

 

 

問題の箇所はまず2分40秒ぐらいから、

その後何度も何度も現れます。