昨日一昨日の暑さと言ったら・・・・

でも、まだ夏ではないのですよね?

だってセミの声が聞こえません。

 

梅雨が終わるころの、

その晴れ間にセミが鳴き出し、

明けたと同時に大音量のセミの声が響き渡るのが

正しい夏の始まり方だと

私は思っているので、

まだ夏ではないのです。

 

でも、地球規模で天候がおかしくなっている昨今、

思っているような(望むような)季節のあり方、感じ方、

なんてもうないのかもしれませんね。

 

セミさんはまだですが、

カエルさんは鳴いているそうで、

(我が家の周りでカエルの鳴き声はあまり聞きません)

「梅雨」だし、「かえるのうた」よね、

と思って調べたら、

そもそも曲名から間違っているではありませんか。

「かえるのうた」は通称で、

本当は「かえるの合唱」だそうです。

(もっと正確に言うと、最初の表記は「かえるのがっしょう」だったらしい)

そして、私は

「グワッグワッグワッグワッ

ゲロゲロゲロゲロ グワッグワッグワッ」

と歌っていました。

 

で、ざっくりとした詳細は(←突っ込まないでね)

すみませんが写真を拡大してご覧ください。

 

ドイツ語歌詞は

♪quak quak quak quak

Kä kä kä kä kä kä kä kä quak quak quak

 

この 「Kä」はほとんど「ケ」なので

訳詞をした岡本敏明氏は

そのままカタカタに直したのだと思われますが、

楽譜も必要ないような歌です。

口伝えで伝わるうちに

自分たちの思うカエルの鳴き声で歌うようになっても

全く不思議ではありません。

 

そうしたことを受けて、訳者岡本氏は

最初に輪唱教材として教科書に掲載された9年後、

自ら「ケロケロ」に変えて掲載したそうです。

そして、教室便りにも書きましたが、

「とにかく子供たちが楽しく歌うことが一番重要なので、

ゲロゲロでもケロケロでも気にしない」

と仰っていたとか。

 

ハッ としました。

当たり前の、でも一番大切なことを

忘れがちなのかもしれない、と。

「正しい」ことが必ずしも「正しい」わけではないこと、

「正しい」にも多面性があること、

教育に、それも音楽に携わる人間は

いつも頭を柔らかくしておかなくてはね、

と、今回「かえるのうた」で学ばせてもらったのでした。

 

今日は曇り空。

昨日よりも涼しいようです。

今日も楽しい教室、頑張ります(^^)/