先週仕入れて紹介し損ねていた楽譜2冊。
 
左は発売当初から気になっていて、
だってタイトルだけで欲しくなるでしょ。
「楽譜を開けば野原に風が吹く」
(和合亮一作詞/信長貴富作曲)
Youtubeでも聴いてはいたのですが、
先日の「熊本合唱市場」の演奏会で聞いて、
やっぱり欲しくなったのでした。
福島県合唱連盟70年記念に委嘱された曲です。
 
そして右側
「歌いたがりの歌の歌」
(宮本益光作詞/加藤昌則作曲)
この中に収められている
「もしも歌がなかったら」がお目当ての曲です。
FMでカウンターテノールの藤木大地さんが歌っていました。
 
少し詩をご紹介しますね。
 
「もしも歌がなかったら 誕生日のケーキは味気なかっただろう
(中略)
もしも歌がなかったら 一人ぼっちは耐えられなかっただろう
もしも歌がなかったら あなたと出会うことはなかっただろう」
 
もちろん、楽譜をすぐ調べました。
ナント、同声2部合唱があるではありませんか。
(他の収録曲は3部)
元々「教育音楽小学版」で掲載されたもののようです。
これは少年少女合唱団で歌いたいと
早速楽譜を買ったというわけです。
 
詩人(バリトン歌手ですが)のブログも見つけました。
ご本人の言葉です。
「もしも歌がなかったら…いくらでも続きが出てくるね。
だけど最後に行きつくのは、感謝だね」
 
この歌を聴いた時、
最初に思った「あなた」はもちろん夫でしたが、
(事実がそうなので)
歌うこと、音楽をすることで
どれだけの人たちと繋がってきたのだろう、
という思いでいっぱいになりました。
 
そして、一昨日亡くなったOさんに
この歌を届けたくなりました。
もしも歌がなかったらOさんとも出会えていませんから。
いつかきっと歌って
(正しくは「歌ってもらって」ですが(^_^;))
お届けしたいと思います。
 
色んな場面で歌いたい歌です。