購入から早いもので今年でもう10年目。
リフレッシュも考えましたが、
私もそろそろ50を迎え、16歳から始めたバイク遊びもそろそろ終焉。
人生最後のSSは、一度手にしてみたいメーカーがありましたので、リフレッシュではなく乗り換える事にしました。
S1000RRは、今まで手にしたバイクの中で、1番長く乗ったバイクでもあるので、最後に購入から手放すまでを簡単に振り返ってみたいと思います。
準備編:
•購入資金
私は一介のサラリーマンなので、
リッターバイクを手にするのは、なかなか難しい状況でした。
2009年S1000RRの初期型が出た時は、デザインも去る事ながら電子制御盛り沢山な仕様が衝撃的で、次乗り換えるならコレが欲しい。でも買えない。そんな感じでした。
2011年初詣、当時乗っていたYZFR6も6年目になり、S1000RRに乗りたいと大人気ない願いをしてしまったのを覚えています。
その年の暮れに台湾赴任が決まり、乗り換えるどころか、バイクにすら乗れない3年が始まります。バチが当たったか。この時はそう思ってました。
でも実は違ったんですね。
物価の安い台南で、もちろんバイクに乗れない、車にも乗れない、お金使うことがないので、私の小遣いは溜まる一方。帰国時には、S1000RRが買えるぐらいになってました。願いは叶った。
画像は台南、成功大学内にある、日本統治時代に昭和天皇が植樹したと言われてるガシュマルの木。
うちの子も若い。よくここを散歩してました。
•帰国後6ヶ月間悩む
日本に帰国して真っ先にS1000RRを買い行きそうなものだけど、実はそうではなく半年間悩みました。
流石に3年もバイクに乗ってないと、熱が冷めると言うか、バイクがない生活が当たり前になっていて、別に乗らなくてもやって行ける感覚になってました。
この時、既に40歳を過ぎていた事もあるかもしれません。今更また危険を犯して乗る?散財する?
買うならS1000RRか、でも2015年型R1も新型で登場したばかりで、元々はヤマハ党なので心が揺らぐ。でもそこまでバイクに乗りたいわけでもない複雑な心境。ためしに二輪館やタイチに行ってみても、全く心がときめかない。そんな状況でした。
•購入を決意
2015年大阪モーターサイクルショー。
最新のリッターバイクを目の当たりにしたら何かが変わりそう。そう思って足を運んだらまさにその通りに。実物を目の前にし、跨った瞬間目覚めましたね。
でも見た目では、やはり最新の2015 R1がカッコいい。 2015 S1000RRはどちらかと言うとマイナーチェンジに近かったかな。そんな中、BMWブース前で、寺本選手のトークショーが始まり、当時はまだS1000RRにしか搭載されてなかったオートブリッピング機能について熱く語られており、クラッチレスの良さを知りました。
買うならS1000RRしかないと心に決めました。
•S1000RR購入
熱が冷める前に、全色店頭在庫があったモトラッド京都店へ足を運びました。
店内に入り、実物をみた瞬間、赤だと決めました。青はイマイチ、黒もイマイチ、同行した妻も同じ意見でしたが、感覚で赤が良いと思った私とは異なり、カラーコーディネートの資格を持つ目から、詳しくは忘れましたが、青は他の使われてる色との組み合わせが、どうもいけてないみたいでした。
•装備新調
ヘルメット以外を新調する気はなかったのですが、3年の台湾生活で体が大きく成長。
太ったのもあるけど、趣味を絶たれてたわけですから、週末の休みにやる事は、妻の買い物に付き合うぐらいしかなく、暇があればマンションに併設されているジムに通うのが日課になってました。
ウエイトトレーニングで上半身が大きくなった事で、以前着ていたツナギはキチキチに。
ツナギは、
LサイズからXLのカンガルー革。牛革とは違いほんと軽くてラクなツナギでした。
ヘルメットは、
一度やってみたかったオリジナル塗装。
サイドに日章旗をアレンジしたもので、トミートイズデザインさんにお願いしました。
デザインは納得行くまで何度か塗り直してもらいましたね。
1回目NG
2回目もNG
イラストでイメージ伝えて
完成
走り編:
•慣らし
琵琶湖3周はしたかな。
確か9000縛りの1000kmでしたが、公道ではそんなに回せないので、慣らし後半はラパラに持ち込んで、ミドルレンジの慣らしをしたのを覚えています。
•ツーリング
昔からの走り仲間、21君とM君と泊まりで行った最南端潮岬ツーリング。私は体力ないので走り切れるか、帰ってこれるか心配でしたが、終始良い天気で、問題もなく楽しいツーリングでした。今の私はもっと体力落ちたので、多分走りきれないかなw
•サーキット
3秒出せたら御の字。と思って始めましたが、目標は高く、無理と承知で0秒台と定める。
通い始めて1年、2016年6月に2秒前半をマーク。1秒もいけそうな感触があり、気張ったら2コーナで転ぶ。
以降2017年シーズンが終わるまで、3秒が切れないスランプに陥りましたね。
そして、3年目となる2018年シーズン、ようやくスランプから抜け出し、念願の0秒台達成!
この好調が過信にも繋がり、この年ラストとなるイベントレースで、赤旗中断から再スタート後の1コーナで、フロントから冷えゴケクラッシュ。
これ以降、ベスト更新はならずでした。
S1000RRは、
乗りやすい。
15000kmほぼサーキット常用でも壊れないエンジン。
素人でもそこそこの好タイムが出せた。
そんなバイクでした。
次回からは新しい相棒、
カワサキzx10rとの記事となります。
さて、どうなることやら。