と
「首里城再建」
がマゼマゼになっていました。
全部、国費です。
所有者は国ですから、国が金を出します。
所有者だから当たり前のことです。
火災の原因は沖縄県にありますが、ウヤムヤにしています。
面倒臭くなるから国も追及しませんでした。
「修復費用が増えるから国が援助しろ!」
ってな作り方でしたが、徴収した税金で国が再建するのが決まっています。
今更、何を言ってるんだろうとしか思いません。
2018年までやってたのは正殿を含めた本丸内の全てだったわけで、今回は建物だけで門は左掖門だけです。
上を書いた人のコメントです。
「沖縄は再建を頑張ってる!」
「国は何もしない!」
って思ってるのかなぁ。
『たとえば、金閣寺・銀閣寺とかが燃えたら、そりゃ、税金を投入すると思うし、法隆寺の五重塔燃えても投入すると思うんですよ。
でも、沖縄はちょっとやっぱり違うかなってなってくると、やっぱり沖縄の人達が思っている内地との差別感情ってものが更に膨らんで、基地は歴史的背景から貴方どうぞ、で、首里城もあなた方が勝手にどうぞっていうのは・・・
日本の本土と沖縄とを繋ぐ国の考え方としても重要なんじゃないかなと思うんですよね』
ってことだから
「国が金を出さなきゃダメだ!」
ってことなんでしょうかねぇ。
こうした事実の誤認が多いのは、マスコミの
「沖縄は首里城再建を頑張ってるキャンペーン」
を真に受けてるんじゃないかと思っています。
結構、多いんじゃないかなぁ。騙されてる人は。
木材といっても沖縄ウラジロガシだけだと思います。
沖縄ウラジロガシは、見つけるのが大変でした。
使えないといけないから、使える沖縄ウラジロガシを見つけるのは大変なんです。
それと、木曳式だけだと思います。
要は
「国が金を出せ!」
っことなんですが、国は火災直後の19年11月にデニー知事が上京した時、
「国が再建するから」
と知事に明言しています。
国の所有だから当然ですし、火災原因は沖縄県ですから
「テメェは黙ってろ!」
と思うのが当たり前です。
なのに、「国費を使わないのはおかしい!」ってな論調は、奇妙キテレツです。
それに、昭和6年から昭和8年の解体・修理や86年からの正殿再建や本丸再建も、国が金を出して行っているんです。
昭和の解体・修理までの経緯を見ると、地元の人達は首里城の修理とかよりも生活一番の考え方(当然です)ですから、戦前も戦後も国が所有することを選択しました。
沖縄県や那覇市の所有にしたら、今回のような火災で焼失しても
「国は何もしないキャンペーン」
をマスコミが展開しますから。
そんな面倒臭いことになるのが分かっているならば、国の所有にしといた方がマシです。
首里城正殿の図面は18世紀の物がありますが、木組み(木と木の組合せ方)は昭和の解体・修理の時に記録されたものです。
マスコミは、昭和の解体・修理をタブー扱いだから、
「首里城は黒かった」
なんてデマが広まるんです。
昭和の解体・修理では、漆を塗る予算までは確保出来なかっただけです。
丁度、満州事変の時ですし。
知らない人達が
「沖縄は首里城再建を頑張っています!」
キャンペーンに騙されているし、まだまだマスコミは騙そうとしているんだと思いました。
【日経新聞】21/5/29
『2019年の首里城(那覇市)の火災で、建物や美術工芸品の損害額は約84億4千万円だったと29日までに、内閣府沖縄総合事務局などが明らかにした。保険会社が算定し、同日までに契約の上限となる70億円の損害保険金が支払われた。修復費に充てる。
あいおいニッセイ同和損害保険が認定した損害額の内訳は、建物が約75億9千万円、美術工芸品などが約8億5千万円だった。建物を所有する沖縄総合事務局と、首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」が保険金を受け取った。損害保険とは別に、同事務局はこれまでに、がれきなどの撤去費用として約3億9千万円の保険金も受け取っている。』
ガレキ撤去のボランティアを沖縄県や那覇市は募集しましたが、仲介者に募金を配ったんじゃないかと私は思っています。
募金の使い方としては、こういうのが多そうです。
赤瓦を砕くとかも。