石川県と福井県の間にまたがる加越山地の
みつまた山
みつまた山と横谷山の稜線
10月中旬、行って来ました




登山口が中々見つからなくて、山の裾野をさまよいました
やっと見つかり登山開始
こんな木の棒の標識じゃあ、わからんわなムキー



いきなりロープが続く、かなりの急坂
汗が吹き出る笑い泣き




急坂を1時間半ほど頑張ると
最初の頂、伊知地山に到着
標識の木札、読めません



伊知地山から小1時間で目的の
みつまた山に到着
標識は倒れていて、しかも何が書いてあるかわからない

頂上で昼食休憩した後、横谷山へ縦走するか時計を見て悩む
午後1時だったので日没まで4時間あるし、横谷山へ行ったとしても3時間で下山できるとガイドブックに書いてあったのでそれを妄信して
横谷山へと向かう
この判断が命取りでした
登山口がわからなかった時点で嫌な予感はしてました



みつまた山へから横谷山への登山道を示す標識

途中まで順調でしたが草が生い茂って所々登山道がわかりにくい、かなり荒れてました
少し迷いながら頂上を目指す



なんとか横谷山に到着
ここでも標識が倒れていた

迷ったので時間ロスがかなりあり相当焦る

急いで来た道をみつまた山まで戻る

ここで急いでいたこともあり道に迷ってしまいました
初めての経験でしたガーン

2時間ぐらい道無き道をさまよい、方位磁石を頼りになんとか登山道に戻れました

方位磁石が無かったら完全にアウトだったと思います

冗談抜きで遭難してたと思いますガーン

そこからなんとかみつまた山の山頂に戻れましたが、時刻は午後4時半、もうすぐ日没です

下山は諦めました

普通の山ならともかく、この山は急坂なので暗い道は危険です
山頂での野宿を決意しました

しかし、ライトも無ければテントもありません
防寒着も日帰り予定だったので最低限です
しかし、選択の余地はありません

やっちまいましたえーん

10月中旬、奥越の標高1000m以上の山上で午後4時半から翌日の日の出の朝6時頃まで約13時間一人ずっと体育座りで耐え忍びました

周りは限りなく暗く、いつ動物に襲われても不思議ではありません

死ぬかと思いましたガーン

途中、雨まで降ってきて全然やみません
体中びしょ濡れで気温もたぶん零度近く
寒すぎて手足の感覚がありません

途中何度も緊急電話で助けを呼ぼうと思いました

しかし、こんな事態になったのは自分への過信と浅はかさからです

なんとか耐えて、今後の自分への戒めにしようと心に決めました

こんな苛酷な13時間を経験したことはありません

何度も心が折れそうになりました

家族の顔、社員たちの顔が走馬灯のように頭の中を巡りました

本当に申し訳ない

僕は死ぬかもしれない

浅はかで自信過剰な自分を心から恥じました

もうダメだと体に力が全く入らなくなった頃、
少しずつ空が明るくなって来ました

太陽の光がこんなに有難く思われたことは生涯今までありませんでした

午前5時半頃、足元がようやく見えるようになったので、下山開始です

さっきまで死にそうになっていた人間とは思えません

俺って結構、丈夫なんだなチュー

雨で地面が濡れているし、疲れで足元がフラフラしていたので慎重にゆっくり下ります

2時間半ほどかけて下山できました

助かりました笑い泣き

一歩間違えば命を落としてました

山は本当に怖い
簡単に死ねます

特にこういう中途半端に高くて登山に時間がかかり、山小屋が無いような近場の山が危ないな

標高の高い100名山は登山道もしっかりしてるし、山小屋が至る所にあるから野宿することもない、また登山者も多いから助けも求められる、しかも最初から装備品もしっかり用意して登る

これからも山は登りますが、登山計画や装備品の準備など、もっともっと慎重にやっていきます

今回は、とにかく反省ですえーん



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