合格 | かなごんとモコの喜怒哀楽な生活

かなごんとモコの喜怒哀楽な生活

思いがけない2人目の病気。水無脳症。
生まれるまでの不安や葛藤、無事生まれてきてからの生活などを綴ります。

かなごん、公立高校に合格しました。

当日、ダンナとかなごんと3人で高校に見に行きました。

合格者の貼り出しから10分くらいに過ぎていたので、掲示板前に人も少なく(周りにはいたけど)、すぐに見ることが出来ました。


かなごんより前に番号を見つけて

「あ、あった」

と言ってしまい、自分で自分見つける喜びをとってしまいました…


かなごんは信じられないみたいで、しばらく固まってました。


合格したら泣いて抱き合うのではないかと思ってたけど、泣くこともなく

とにかくよかったねー

で終わりました。


が、

入試の時の各教科の点数を開示してくれるので、

中学校から、後輩のためにご協力お願いします、と言われており、

開示してもらいました。


点数見たら…とにかくひどくて…

点数だけなら余裕で不合格でした。

もう一個高校のランク下げても受からないんじゃないかレベルの点数でした。


つまり、かなごんは内申点(今はこの言い方ではないけど)と面接で受かったようなもの。


面接は集団で、志望した理由や将来なりたいもの等が聞かれたとのことです。


かなごんは志望理由を

パンフレットで見てよかったから…とかなんとか

答えたそうです…

それを聞いた時、落ちるんじゃ?と思いました。


将来なりたいものは

母親と同じ小児の作業療法士(今は役職違うけどね…)


理由を聞かれた時に、

両親が小児分野のリハビリ職として勤めていて〜

という理由と

妹が生まれつき障がいがあり、妹の世話を両親が夜遅くまでやっていて、自分も医療ケアを手伝うこともあった。

その中で、障がいのある子やその家族を支援したいと思った

というようなことを答えたそう。

前日のダンナとの練習が活きたらしい。


モコのことを話す前は、

質問した試験官の先生しかかなごんの方を見ていなかったらしいのだけど、

モコの話を出した途端、他の先生たちも顔を上げてかなごんの方を見てくれたとのこと。


「(モコのこと)言ってよかったのかな?」

と面接の説明をした後にかなごんが聞いてきたので、

「あなたの経験はあなたのものだから、いくらでも話したり、使ったりしていい。

それはかなごんの権利だ。」

と答えました。


一応、私立高校に通わなくてもいいのか確認し、距離の問題で公立高校に通うとのことだったので、

公立高校の合格者登校日にも行きました。


同じ中学校から男子が1人もいないし、

友達をつくるところからスタートするかなごん。

心配ですが、


もしも高校に行くのが辛くなったら、その時は辞めていいから。他にも選択肢はある。

それを忘れないで、何かあればお母さんたちに相談して。


と伝えました。

かなごんは真面目なので、学校がめんどくさいから行きたくない、とか言い出す子ではなく、何かあっても言わずに、助けを求めずに、問題解決に動かないタイプなので、

こういったことは何度も伝えてます。


色々心配はありますが、3年間楽しく、充実した高校生活になってくれればと願っています。