仮面のロマネスク初演は神だった話 | 春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少

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多趣味な人が気ままに色んなことをつぶやくブログです。最近宝塚沼すぎるので基本的には宝塚のことばかり呟きます。
只今芹香斗亜さん推してるのでキキちゃんを隙さえあれば褒めたたえますが全組愛でてます。90年代宝塚ネタになると吠えます

こんにちは、タカヤです。

私の働いてる所は私は時差出勤になるかならないか…みたいな所で在宅にはならない感じですが、リスクの下がった通勤で引きこもらず出歩けるという事にしてポジティブに考えてます(おい)
なお、妹は在宅勤務に向けて普段職場では匂いの問題で食べられない茎わかめオトク用を買ったらしいですwww家なら食べ放題www

それはさておき、そういえば先日ナツメさんのベルばらを見てルコさんてあんなにスタイルよかったんだ!という事にルコさんリアタイ勢の癖に今更気づいた話もそのうちするとしまして(笑)前に録画して見れていなかった仮面のロマネスクをやっと見たのですよ…!初演の!私が大好きな高嶺ふぶき様の!!!!!

結論としては最高でした…ああ…やっぱり高嶺ふぶき様のヴァルモンには充分に入り込めた…マリー様も少女のようなお淑やかさと気が強い高慢な感じの対比が凄くて…いや~やはり初演は違うなと思った次第…

あ、これは決して花組の再演のが微妙!とかという訳ではなく私的な好みの問題は大きいと思うんで花組のが大好きな方はお気を悪くなされませんよう…因みにダンス二ーはイシさんよりキキちゃんとカレー君のがしっくりきた…いやイシさんてああいう純朴な持ち味じゃないじゃん?(笑)←こら

取り敢えず私はみりお様には春の雪みたいな耽美さを求めているもので(きよ様至高全てを許せる派)、割と強引な男の役はしっくり来ないのですよ…因みに光源氏も大好きでみりお光源氏の全てを許せる派ではあります(笑)これも単に好みの話なんで、強引な男役のみりお様がたまらない方にはヴァルモン最高だったんだろうなと言う事がよく分かりました。要するに仮面のロマネスクは観る側がメイン二人にしっくりこないと厳しい!という話ですね(笑)

因みに推しだったらいけるか?というとそういう話でもないと思うのであります。キキちゃんで考えてみたけど…キキちゃんはヴァルモンじゃないんだよ。やっぱりダンス二ーやろ?← ダンス二ーめちゃくちゃ可愛かったもん…✨← なんだろう…取り敢えずゆきちゃんさんのヴァルモンはガチだったんだよ…✨(笑)

で、ダンス二ーの呪いが解除された状態でやっと見れたんだけど…ヴァルモンはね、酷いやつだな!とは思う訳ですよ(笑)だけどこれはヴァルモンとメルヴェイユ公爵夫人が本人達以外の人達を人と思ってないwというか要するに二人は二人しか見えていない訳で…そして二人は同時に社交界で生き残る為に戦っている訳で…まあゲームしてるんで仕方ないよね?というのとなんかヴァルモンに迫られたらなんかもう仕方ないよね~と思った(笑)だってかっこいいもん…これだよな…(笑)

でだ。まーユキちゃんさんのヴァルモンがめちゃくちゃ上手くて…何しろ表情が凄いんですよね。凄いっていうか、たまらない?めちゃくちゃたまらない!(笑)あの綺麗なお顔から繰り出される悪い顔!!いや~たまらん。本当にたまらん…いやなんかうまく言葉にしきれないんですが、表情でめちゃくちゃ語るんですよ…話しながらの表情もめちゃくちゃ上手い…ホントにたまらない表情をなさる…いやあんなに上手かったんだユキちゃんさん…正直私が見てた当時の雪組はカリンチョさんからのいっちゃんさんだった為、猛烈に上手かったんですよね。考えてみたらそこで三番手そして二番手してたユキちゃんさん普通に見てたということは当然上手いんだけど、上手いのが普通すぎて普通に観てたんですよね…そう、その現象が起きていたのは雪組と月組(笑)

そして色気な!もうトゥールベル夫人も仕方ないよあんな色気に迫られたら無理だわ。うん、無理だ(笑)
なんかサヨナラ公演としてあんなユキちゃんさんを観れたのは良かったんじゃないか?と思わずにはいられないけどなんで二作だったの?と未だに気になって仕方ないけどね…(゜д゜)
所で私が高嶺ふぶき様をユキちゃんさんと呼んでしまう謎の癖はともかく(愛称はユキだったはずなんだが…)お披露目の話がね、ユキちゃんさんはめちゃくちゃかっこいいんだけど話が中途半端だった訳でww…でもサヨナラでここまで「高嶺ふぶきここにあり!」感を観れたのは私的にも何だかモヤモヤが昇華された気分…正直任期が長くても「なんか違う…」みたいな作品ばかりだと切ないというか。あとサヨナラが「それじゃない…」みたいなのでも切ない(笑)その辺のんさんの「バロンの末裔」もとても良い作品でのんさんの良さを感じられたから良かったんだけどそっちを遥かに上回るなこれは…

で、マリー様な…やっぱ凄いわあの人…美しさも半端ないんだけど本当に気品のレベルが高すぎるのよね(褒めてる)そんな気高いマリー様演ずる気高い公爵夫人のラストに流す涙の尊さが凄い…仮面のロマネスク、あんまり好きじゃなさそうな事言っときながら私ラストに二人で踊るシーンがめちゃくちゃ好きなんですが、まあ最高でしたよね…またあれがサヨナラ公演という所でヴァルモンの「楽しかった…!」と噛み締めるように言う所が余計にたまらない。

てか、最後に限らずゆきちゃんさんとマリー様の駆け引きの演技が素晴らしすぎて、もうめちゃくちゃ悶える。あぁぁじれったい!!めちゃくちゃじれったい!そんな悶えまくりからのあのラストね…そうか…そういう話だったよね…とダンス二ーの呪いが解けてやっと噛み締めた私でした(笑)この駆け引きのスリリングかつ雅な感じ、なかなか出せるコンビっていないと思うんですよね。というか見た目の麗しさ、華やかさも凄いし駆け引きのどちらも負けてない感…というかこの感じ二人だからこそなんだろうなぁ。これぞ初演ですわホントに。

なお、トゥールベル夫人の星奈優里さんがまた貞淑な感じで良くてね…からのキレのある動き!(ドレス)そうだったこの方ダンスめちゃくちゃ上手かった!!と思い出した…ダンス上手い人ってちょっとした動きでわかるよね…

星奈優里さんの雰囲気ってちょっとべーちゃんに通ずるものあるよね…別に似てるわけでは無いけどもってる雰囲気が近い気がする。好きだなぁこういう雰囲気…因みに通ずるものシリーズ(なんぞ)でいうと私はもう少し若い頃のずんちゃんと若手の頃の若央りささんもちょっと通ずるものがあると思っているのだが、同意を得られる場がないのであった…今度妹にふってみるか…

そういえば、舞台を通り過ぎる貴族の風貌に物凄い見覚えがあるぞ?!これは…すっしーさん?!とおもって調べたらホントにすっしーさんだった(笑)そうか…雪組だったんですね…

それにしても柴田先生の作品でいつも思うのは、物凄い演者の力を要求するというか…雰囲気を要求するというか…物凄いメインの演者の魅力ありきの作品が多いなと思うんですよね私。演者の魅力を活かす話と演出。その分とても難しいとも思う。だけどその辺も凄く宝塚だなぁ~て思うというか、柴田先生の作品を見ると宝塚~て思う所以なのかなと思いました(笑)

魅力を活かす、というとまぁ様再演版の「バレンシアの熱い花」、話はなんやねん!と思いつつ私結構好きなんですがwあれもまぁ様がなんやかんやかっこよかったのよね…最後もなんやねん!とは思うんだけどwまああの話は初演の榛名由梨様も納得できなくて柴田先生に詰め寄ったらしいから仕方ないわ…なお、柴田先生は「そういうものです」的なことをお答えになったそう…そういうものなら仕方ない…
あと、「琥珀色の雨に濡れて」ののぞ様も私めちゃくちゃ好きなんですが、あれも上手くないとなんやねん!て思いそう…というか友人は割となんやねん!と思ってるらしいのですが(笑)私はだいきほの演技が物凄いツボに入ったので全然なんやねん!と思ってない(笑)

柴田先生というと、アルジェの男を終わりの方だけ見たんですけど唐突な終わりでびっくりしました(笑)

そして柴田先生というと…たま様の赤と黒をみれなかったのがか…かなしい…パタリ