♪グループ交際ぃ~ 目的はひとつぅ~
時は昭和49年。笑福亭鶴瓶師最初のレギュラー番組「ミッドナイト東海」で、よく口ずさんでいた自作自演歌。
昭和40年~50年代に青春を送った者の、甘く酸っぱい思い出。ホントはあのヒト・あの娘に「ホの字」なんだけど、仲間の輪を乱してはいけないので、そこは自意識を押さえる。でも、「目的はひとつ」。
ご多分に漏れず、ワタシも20歳前後にそんな経験が…
いつもは3×3、車二台で出かけるのが慣例なのだが、女子側から「あと一人参加させたい子がいるの」、ということで男子側も二人調達し、その日は5×4で動くことになった。
女子側から、「この子むっちゃ個性的な子やからね」との事前情報。男子たちは待ち合わせ場所のドライブインで、どんな変わった娘がくるんやろか?とワクワク。
そこへ赤いボディのアルトが滑り込んで来るのが見えた。男子の一人が、「おい、アルトをシャコタンにするヤツおるんか?」、もう一人が「んなアホな。意味ないやん、それ」と言ってる間に赤いシャコタンのアルトは我ら男子と女子のオリジナルメンバー三人の前に横づけになる。
おもむろにドアが開けられ、中からとても大きな女子が、ドアのフレームにお肉をひっかけながら出てきた。我々と一緒に待っていた女子三人のうちの一人が、「こちらYちゃんで~す」と紹介をしてくれた。「こ・こ・こんにちは」と男子連中。どうリアクションをとっていいかわからない。アタマがホワイト・アウトしてしまった。ふと赤いアルトに目をやると、車高はノーマルになっている…ナチュラル・シャコタンってぇ…
♪グループ交際ぃ~ 目的はひとつぅ~ かぁ?
この日はYちゃんの出現で、誰が誰と「間を詰める」画策とか、男子のエエかっこみせようという下心はすっかり忘れ、よくしゃべりよく笑いよく食べる、活動的でリーダーシップが自然に身に付いている、底抜けに明るいYちゃんのペースに皆が乗せられ、「健全な若者のグループ交際」とあいなった(あ、普段も健全でしたよ。でなけりゃ長続きしないもんね)。
△よしもと新喜劇(女性初の)新座長 酒井藍女史
ただ一つ問題が。Yちゃん運転のアルトの助手席に誰が乗るか。そう、助手席に残された空間があまりにも制限されてしまっている。結果、互いに浜田省吾ファンというくくりで、カセット交換要員として、ワタシが相伴することにあいなったのだが。
昭和最後期のグループ交際…もう35年以上前の話に、なる。
余談だが、Yちゃん、結構スピード狂で、もう一台並走していたセリカLBを運転させて頂戴とのこと。 Yちゃん、セリカでカウンターあてよった…
※写真はすべてお借りしました


