2011年3月11日
東京電力福島第一原発大事故
地球温暖化は、もはや、止まらない!
「黒ゴジラからの地球人への警告!
Can you JINRUI survive?
Can you?
Yes,we can!?
Never give up!

2011年3月22日 午後4時半過ぎ
千葉県最南端の東京湾と太平洋を臨む町、海辺の美しい町、館山市内にて。
語り手のこけるさんは、今、館山1お洒落なイタリアンレストラン「グラッチエ」の駐車場に一人立つ。
相棒黒ゴジラは、黒袋の中にいる。
どうしているのかな?
こけるさんは、自ら課したミッション達成に向けて、彼女へのさり気ない接触アタックを成功させる。
これから、美女キラー、元持て男のこけるさんは、学習会参加者候補者の(紅一点)を、どのようにして、口説くのか?
メイさんなんか、最初から、不可能と思い込んでいるし、彼には、超難問でも、こけるさんなら、期待できそうだな!

長編小説B47前回の続き

わしは、イタリア料理店(グラッチェ)で、一楽(いちらく)を見つけたな。好きとか嫌いとか恋だ愛だ不倫だとか、そういう男女の情念に入り込むから、人の感情が、どろどろと、醜(みにく)くなる。
今のわしは、女👩と男👨の会話を楽しみたい。人と人との会話を楽しみたい。彼女のように、若くて、かわいくて、気が利(き)く女性との会話を楽しみたい。
彼女は、知的好奇心が、ありますな。彼女、自らが、店長に、店名(グラッチェ)の意味を質問したと、おっしゃったからな。
わしは、午前中に、ファミリーレストラン「ガスト」店で、モーニングサービスを食べたが、「ガスト」の意味を知らないし、これまで、知ろうとも思わなかった。今晩、メイさん先生に、「ガスト」の意味を質問してみようぞ。
たぶん、「ガスト」は、英語の言葉かな?
わしは、黒袋の中の、黒ゴジラを駐車場に立たせた。
相棒の黒ゴジラさんには、今回は、黒袋の中に、ずっと、いてもらった。黒ゴジラ君は、おとなしく、かつ、お行儀が、よかった。
わしは、黒袋の中におる、相棒のでか頭に向かって言った。

「還暦過ぎのおっさんがな、黒ゴジラフィギュア相手に、二言三言(ふたことみこと)話しかけていたら、
こりゃー
店の従業員たちは、退(ひ)くからな。不気味(ぶきみ)に思うからな。
相棒よ、
今回は、ゆるせよ。
本当はな、お前さんに、
わしの元妻似の、彼女のかわいさと美しさを見てもらいたかったのじゃ。
でもな、わしのミッション達成のために、
黒ゴジラよ、
少し、しばらく、その時まで、待て!
待っておくれよ!!
彼女が、わしのような、おっさんを警戒しなくなり、なじみの客として、迎えてくれるようになった頃、
わしは、彼女に、お前さんを紹介するからな。
約束する!
お前さんは、学習会の参加者の一人であり、(ゆるキャラ)ではなくて、(にらみキャラ)であるからな。
その時は、よろしくな。
彼女の笑いを取ってくれよ!
彼女を大笑いさせてくれよ!!
期待しておるぞ!!!
頼むぜ!!!!」

わしは、福島や東北の空と、つながっておる館山の空を見上げた。
旅客機が、館山上空を新東京国際空港へと飛んでいた。
わしは、黒袋を左手で持って、青空を、ずっと見上げながら、駐車場を歩いた。
坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」を口ずさんだな。その往年の大ヒット曲、世界的ヒット曲は、震災直後からテレビやラジオから、盛んに流れておったな。

上を向いて歩こおおおー

涙が、こぼれないよおおにー

思い出す

春の日

ひとりぼっちの夜

泣きながら歩(あーるー)く

にじんた星を数えて

しあわせは 雲の上に

しあわせは 空の上に

思い出す

夏の日

ひとりぼおおっちーの夜

思い出す

秋の日

ひとりぼっちの夜

かなしみは 雲の影に

かなしみは 月の影に

ーーー

わしは、裏道を歩きながら、何度も、口ずさんだな。

終わり
いいね!ありがとうございます。
高瀬甚太さんへ
内藤隼人さんへ
けだらけさんへ
新たな一歩ー50代からのさんへ
野田光希さんへ
佐藤美月さんへ
hiーhiーfu163さんへ
坂本九ちゃんの歌は、どの曲も、当時の被災者、危機的状況にある日本国に住む人間の心を癒しましたね。
地上は、瓦礫だらけでも、夜空には、煌めく星たちが、地上の人間を見守ってくれる。


長編小説B47近未来の人類は、超やばい!ぞ。