2011年3月11日
東京電力福島第一原発大事故
地球温暖化は、もはや、止まらない!
未来に、希望は、あるのか?
破局的未来が、そのスピードを加速化している。能天気な地球人よ、
君たちよ、大丈夫か?

2011年3月22日 午後3時半
千葉県最南端の東京湾と太平洋を臨む町、海辺の美しい町、館山市内にて。
語り手のこけるさんは、今、館山湾沿いの、館山1お洒落な料理店「グラッチェ」店内で、買ったばかりの週刊誌4冊を集中して、時には、想像しながら読んでいる。
状況説明は、繰り返しになりますので、前回と前前回をお読み下さいね。
長編小説B45前回の続き

わしは、四冊目の週刊誌を手に取って、めくってみた。
一枚の報道写真が、両目に飛び込んで来た。引きつけられて、その写真をじっと見た。

映像が、動き出す。
夜明け前、
小雪が、舞っている。
ヒューヒューと、風も、強い。
寒さが、身にしみる。
一人の僧侶が、砂浜を、ゆっくりと歩いている。
薄暗い地の底で、彼のはく息は、白い。
僧侶は、時々、立ち止まる。
小雪が、彼の背中を押す。
僧侶は、手に数珠(じゅず)を持ち、爪繰(つまぐ)りながら、御経を唱える。
僧侶は、三陸の海に向かって、内陸に向かって、御経を唱える。
僧侶は、今なお津波で行方不明の犠牲者を想う。
僧侶は、しばらく、頭.(こうべ)を垂(た)れ、合掌し、祈る。
僧侶は、読経し、祈念して、鎮魂(ちんこん)でもって、被災死者たちをご供養する。
報道写真の中の中年?僧侶か、老年?僧侶か、
彼は、どんな美女よりも、はるかに美しい!
わしは、我が人生で、初めて、殊勝にも、神妙にも、その時に感じたのじゃ。

網代笠(あじろがさ)と脚絆(きゃはん)と草履(ぞうり)と法衣姿の坊主は、
どんな高価なドレスやきらめく装身具を身につけた美女よりも、はるかに美しい!!とな。
わしは、京都の名刹(めいさつ)金福寺の長男として生まれた。
還暦過ぎの元僧侶は、写真の中の僧侶姿に、彼の振る舞いに、感動の涙を、敬意の涙を、二粒、流した。

24歳の遠藤未希さんの成仏を願う!

海の堤防に座り続ける彼女の、家族全員の成仏を願う!

わしは、お念仏を唱えた。

数枚の報道写真を、じっと見た。
大地震と大津波による恐怖が、わしに迫って来た。
被災地の人々の悲しみと無念さと無力感の大きさが、わしの心に、ひたひたと迫って来た。

でもな、人生に絶望してはならぬぞ。
絶望とは、愚者の結論と言うではないか。
こけても、いい。
倒れても、いい。
生きてりゃ、きっと、楽しいことも、あるさ。明日(あした)が、あるさ。
だから、どっこいしょと、立ち上がろうぞ。
人生、七転び八起き!!
心の優しい人も、いるさ。
あなたを勇気づけてくれる人も、いるさ。
わしも、これからは、再度、仏教を学び直して、単純で陽気で、元イケメン男から、元社長から、大脱皮して、渋くて、味わい深い人格者になろうぞ。その人間的成長こそが、その発現こそが、ニューこけるさんの魅了であーる。
メイさんは、仏教にも詳しい。学習会では、彼と二人の時には、仏教談義できるといいな。
例えば、「空クウ」とは、何か?
いいね!
いいね!!
イイネ!!!

福島第一の事故中原発は、危険水域を脱しつつあるのか?
それとも、それらは、一段と危ない方向へ進んでいるのか?
週刊誌四冊の関連記事を読んでも、
わしには、分からなかった。
週刊誌や新聞を読んでも、事故原発四基の、ただ今の状況は、わからないからな。
原発の専門家たちは、放射線量が、多すぎて、高すぎて、事故現場で、
一切、検証できないからな。
収集された観測データが、正確なのか?
それすら、現場の司令塔は、確信を持てないからな。

一進一退が、続いておるのかな?

腕時計⌚を見ると、午後4時半であった。
おば様たちも、主婦たちも、次々と、家路についた。(紅一点)候補者の彼女は、午後三時半から30分程、店内に姿を見せなかった。
たぶん、彼女は、休憩していたのであろうな。
今日は、(グラッチェ)で、いささか、長居し続けたな。
わしの体内には、DNA遺伝子には、
僧侶の血筋が、流れておったな。
わしは、その血筋を受け継いでおったな。(グラッチェ)が、わしに気づかせてくれたな。
ありがとうよ!(グラッチェ)!!よ。
彼女が、メイさん先生と黒ゴジラとニューこけるさんとの学習会の(紅一点)として、参加すれば、100%、彼女は、人間的成長できる。彼女が、その学習を一年間、継続できれば、彼女は、(鬼👹に金棒)の美しさをゲットできるに違いない。
もう、そろそろ、おいとまする頃じゃな。
終わり
いいね!ありがとうございます。
やっつあんさんへ
内藤隼人さんへ
高瀬甚太さんへ
どんな私でも最高ダさんへ
ココkindleさんへ
kanaty7777さんへ
comfortーzoneooxさんへ
MR和丸ブランドさんへ
fukaChinaさんへ
hiーhiーfu163さんへ

こけるさん、彼女とは、注文を取りに来た時に、お洒落な会話のやりとりをしましたが、こけるさん、週刊誌読みに集中して、追加注文もせずに、店を去るのかな?
こけるさん、何か?やるのでは?
彼女に、粋な言葉で、プッシュするかな?
こけるさんと彼女とは、今回、初対面!!
お二人の人生が、館山1のお洒落な料理店「グラッチエ」で、初めて、交差しましたね。
他人をだまして、金を掠めとる狡猾な犯罪グループが、跋扈する世の中!
彼女だって、初対面のお客さんには、決して、心を許しませんよね。
こけるさんも、今日は、彼女に、自分を印象づけることが、できたら、OKぐらいかな?
たぶん、彼女は、こけるさんを、ちらっちらっと見ていたのでは?店内のおば様従業員さんの話題になっていたかも?あのお客さん、東日本大地震と大津波と原発事故に関する週刊誌4冊も、集中して、読んで、時々、涙ぐんでいらっしゃる!彼方に、被災地に、親類が、いらっしゃるのに違いないわ!
こけるさん、
実は、彼女をよーく観察していますよ。
こけるさん、夜、借家で、相棒黒ゴジラを聞き役にして、彼女と彼女の家庭を想像推理します。
当たっているかな?
皆さん、
20代前半の超美女が、千葉県の田舎で、アルバイトしている。
不自然では?
普通ならば、彼女のような美女は、都会生活に憧れますよ。憧れなくても、学業就職のために、田舎を去り、親元を離れて、都会へ出ますよね。
でも、彼女は、千葉県の田舎にいるぞ!何故(?_?;


長編小説B45近未来の人類は、超やばい!ぜ。