2011年3月11日
東京電力福島第一原発大事故
地球温暖化は、止まらない!
人類は、今、危機的状況の中にいる。この危機は、このままでは、ますます深刻化するであろう!
地球の救世主は、いるのか?
いるとすれば、誰なのか?
それは、何なのか?
この長編小説は、語り手のこけるさんが、主人公ではなくて、黒ゴジラ恐竜皇帝ティラミス?が、主役ですが、彼の登場は、まだまだ先です。が、黒ゴジラフィギュアが、存在感を見せてますね!!

2011年3月21日の午後9時
千葉県最南端の東京湾と太平洋を臨む町、海辺の美しい町、館山市内にて。
語り手のこけるさんは、今、例のマクドナルド店内に、メイさんと相棒黒ゴジラと共にいる。二人の話題は、福島第一原発の事故状況や太陽や学ぶことの大切さや黒ゴジラへと移行中。テーブルの上に、黒ゴジラが、立つ。

長編小説B18前回の続き
「メイさんも、たまには、ホットコーヒーを飲むんですな。少し驚きましたな」

「こけるさん、
私も、外が雪の時は、ホットコーヒーを飲むんですよ。シュガーを入れると、コーヒーの苦味が、消えるので、ブラックコーヒーのまま飲みます。アイスコーヒーは、甘味がないと、美味しくないので、ガムシロップ1個を入れます。
今晩は、特別です。
帰宅途中、外は、寒そうですから、ここで、ホットを飲んで、ほっとして、多少でも、身体を温めます」

メイさんの、おやじギャグは、笑えたぞ。
二人の話題は、目の前の相棒、黒ゴジラに移動した。

「こけるさん、
こけるさんの相棒、救世主の黒ゴジラ君は、元気そうで、エネルギーにあふれていますね。黒ゴジラ君の身体は、ほぼブラック一色なので、偉大な太陽からの有害紫外線も赤外線も赤色黄色緑青もーーーすべての太陽光線を吸収して、なおかつ、主食の放射性物質を食べる。
食べる!
黒ゴジラ君、
生体エネルギーが、あふれ出て、私の帰省中に、ひょっとしたら、
こけるさん、
お似合いの黒ゴジラ君が、夜中に、こそこそと動き出すかもしれませんよ。黒ゴジラ君にも、ブラックコーヒーの味を、匂いを、舌で、鼻で、初体験させてやりたいですね」

メイさんは、ホットコーヒーの蓋(ふた)を取り、一口も、飲まないで、黒ゴジラの顔を、自分の方に向けて、見ていたな。
ホットコーヒーの湯気が、黒ゴジラの鼻先を通過したそうな。
湯気は、黒ゴジラの、でか頭を2秒間、包み込んだそうな。
メイさんが、突然、
「おっー」
と、声をもらしたんじゃ。
「メイさん、どうかしましたか?」

わしは、その時だけな、相棒黒ゴジラから目を逸(そ)らして、店内の若いカップルを眺めておったのじゃ。
特に、美しいロングヘアーの横顔を、な。
死ぬまで、直らんわ。わしの悪い癖はな。
メイさんが、不思議そうな顔をして、わしに言ったのじゃあ。

「こけるさん、
黒ゴジラ君の、小さな両鼻が、ほんの一瞬、赤く光りましたよ。白い湯気の中で、瞬発芸のように、黒ゴジラ君の両鼻穴が、美しく真っ赤に光りましたよ。鼻だけが、夜空の流星のように、さっと光り、さっと消えました。
こけるさん、
信じ難いことが、私の目の前で、起こりました。実際に起こるなんて、全くの想定外です。びっくり仰天!
私は、呆気に取られました」

わしは、相棒の、目の前の突然の変化技に接しても、不思議半分以下であったな。
少し変な黒ゴジラを見逃してしまった!
その瞬間を見逃してしまった!!
まことに残念であった!!!

「小鼻の、鼻の穴の中にも、セシウム137やストロンチウム90やクリプトン85のような放射性元素が、何個か付着していたのでしょうか?
溜(た)まり続けていた放射性エネルギーが、ホットコーヒーの湯気を浴びて、一瞬にして放出されたのでしょうか?
それとも、私は、一瞬の幻像を見たのでしょうか?
私も、こけるさん程では、ありませんが、黒ゴジラに思い入れしていましたからね」

「メイさんや、
少し変な黒ゴジラ君に、
いつも冷静なメイさんが、少し変なメイさんになりましたな。
お二人に、もともと、かなり変なこけるさん、
黒ゴジラ君と
メイさんと
こける。
わしらは、これで、今晩、グッドフレンドになりましたな」

メイさんとわしは、笑ったが、黒ゴジラは、笑わなかった。
黒ゴジラこそ、三人の中で、一番、変であったのだ!
わしらは、黒ゴジラフィギュアを擬人化して、楽しんでおったが、黒ゴジラは、少しずつ、少しずつ、変なフィギュアに進化しておったのじゃ。
終わり
いいね!ありがとうございます。
けだらけさんへ
高瀬甚太さんへ
Mr.Xさんへ
内藤隼人さんへ
秋田ハナエさんへ
KーMama,s Life in Malaysiさんへ
いつも冷静なメイさんも、変な黒ゴジラ君の変現象に、多少、動揺していますね。メイさんは、3日後かな?帰省するので、もっともっと変な黒ゴジラ君には、会えませんね。
この後、こけるさんは、メイさんと同じことをやってみるが、黒ゴジラは、鼻は、反応したか?否か?



長編小説B18近未来の人類は、超危険だな!