2011年3月11日
東京電力福島第一原発大事故
地球温暖化は、更に進む。
タイトルは、省略
前回の長編小説A81をお読みください。

2011年3月20日の午後9時半
千葉県南端の東京湾と太平洋を臨む町、海辺の美しい町、館山市内にて。
語り手のこけるさんは、今、例のマクドナルド店内に、メイさんと共にいる。こけるさんは、誇張なく、ジョーク無しに、相棒の黒ゴジラの(真実)を、メイさんに伝える。メイさんの反応は?彼は、真面目かつ面白い人間なんですわ。ファンタジーも、わかる!やっぱり、彼は、1けたの子供、中学生や高校生を教えていらっしゃるから、若いねえーー!!

長編小説A82前回の続き

「こけるさん、
ジャズ喫茶店でも、マック店近くの山小屋風喫茶店でも、こけるさんの借家でも、黒ゴジラ君の両目が、赤く点滅するなんて、不思議な現象ですね。
こけるさん、
このゴジラ君、不思議なミニ怪獣になりましたね。本当に。
こけるさん以外にも、目撃者が、お二人もいらっしゃるのですから、私も、その不思議な現象が、現実に起こったと信じますよ」

「メイさん、ありがとうございます!わしを信じくれて、ありがとうございます!!」

「こけるさん、
黒ゴジラ君を館山湾の海水に漬けた時、海水中の放射性元素、例えば、
セシウム137とかストロンチウム90とかヨウ素131などが、ゴジラ君の体外から体内に侵入して、頭部の両目のくぼみに、体表に、体内から体の裏にも付着してしまったのでしょうか?
通常、誰も、危険な放射線など決して見ません。ですから、放射線が、どんな色をして、持続的に光るのか?
それとも、放射線は、断続的に光るのか?
放射線は、直線状に光るのか?
それとも、放射線は、放物線状に光るのか?
それとも、ゴジラ君のように点滅するのか?
私には、さっぱりわかりません。
目が、赤くなる不思議なゴジラ君。
こけるさんのよき相棒となりましたね。
こけるさん、
もしかすると、相棒が、そのうちに日本語で話し出すかもしれませんよ。
相棒が、大きな口を開けて、次の瞬間に、鳴き声なのか?ことばなのか?出すかもしれませんよ。
相棒さんが、こけるさんに話したがっているようにね、私には、見えますよ」

メイさんは、真面目そうなのに、時に、とんでもないジョークを言ってのける。さすがじゃ!!真面目一方の学習塾の講師は、務まらないはずじゃな。
わしが、相当、黒ゴジラに感情移入しておる。そのことは、わし自身が、一番わかっとる。黒ゴジラは、生き物のように見えるが、もちろん、生き物ではない。
わしが、こいつを「相棒!」と言っても、メイさんは、普通の大人のような対応をしない。メイさんは、面白がって、乗り乗りになる。
メイさんは、時に、わしのファンタジーを超えるな。
終わり
今週、3回の投稿ノルマ果たせました!


長編小説A82人類の近未来は、危ない!ぞ。