長編小説A76
2024年元旦明けましておめでとうございます!
本年も来年も投稿し続けますぞ!!
危機を訴え続ける中年狼🐺男を通しますぞ!!
地球温暖化は、更に進む。
地球沸騰化に超熱帯夜に猛暑に酷暑日

2011年3月20日の午後9時
千葉県南端の東京湾と太平洋を臨む町、海辺の美しい町、館山市内にて。
語り手のこけるさんは、例のマクドナルド店内にて、メイさんと共に、福島第一原発の事故状況や日本の原発の現状について語り合っている。
愛媛県の伊方原発が、仮に、フクシマのようになれば、どうなるのか?
伊方原発は、日本最大の活断層、中央構造線の上にある。

長編小説A76前回の続き

「我が古里、京都の上空にも、放射能を含んだ雨が、降るかもな?
あり得るな。心配じゃ」

「こけるさん、
四国と九州の間にある内海が、豊後(ぶんご)水道です。
四国と中国地方の間には、瀬戸内海が、あります。
おそらく、両海は、放射性物質によって汚染されるでしょうね。
では、香川県や徳島県や京阪神は、大丈夫なのでしょうか?
地球は、西から東へと自転しています。そのため、発生した低気圧は、日本列島を、必ず、西から東へと移動します。上空では、強い偏西風も、吹いています。放射性物質は、西風に乗って、愛媛県上空から東へ東へと移動するでしょうね。
雨が、降れば、放射性物質が、雨滴の中に含まれます」

「メイさんや、
愛媛県の伊方原発が、フクシマ第一原発のような事故を起こせば、広範囲の内海や広範囲の土地や広範囲の人々に大打撃を与えることになる。
そういう結論になりますな」

「こけるさん、その通りです。
言うまでもなく、福島第一原発の、1番、不気味な2号基が、今後、仮に、大爆発を起こせば、首都圏、
2000万人以上の住民は、大打撃を受けるでしょうね。

首都圏大パニック

想像したくもないけれど、
こけるさん、
あり得るのです。

伊方原発は、(プルサーマル計画)と言って、ウラン235とウラン238に
プルトニウム239を混ぜた核燃料棒を燃やし始めていました。
原発の使用済み核燃料から分離されたプルトニウムが、45トンも、溜まっているそうです。プルトニウムは、原爆の材料になる以外に、その使い道が、ありません。
プルトニウムは、ウランと比べて数十万倍も毒性の強い最悪最恐最凶の
放射性物質です。
プルトニウムを吸い込めば、肺に付着して、リンパ節や肝臓や骨などに蓄積されます。
本来、ウランを核燃料とする原発で、プルトニウムを混ぜて燃やす。
ウラン.プルトニウム混合酸化物(
MOX)燃料を燃やす。

君子は、危うきに近寄らず。

愚者は、目先の利益に、目を向けて、危うきに目を閉ざす」

わしは、メイさんの冷静な仮定話に、また、身震いしたのじゃ。
⌚腕時計を見ると、午後9時であった。
「こけるさん、
一服しましょうか。私は、アイスコーヒーSサイズとチキンマックナゲット.バーベキュー味、1箱を注文します」

わしも、腹が、減ってな、メイさんと同時に席を立った。数人の客が、いた。わしは、マック店内で、なんと数時間以上も、いたことになる。
我が人生で、初の体験じゃ。
普通のハンバーガー2個とホットコーヒーブラックMサイズを注文した。
わしらは、食べながら、しばらく雑談した。
特に、館山市民が、フクシマ原発大事故を、どの程度、理解して、危機意識を持っているかについてな。
メイさんが、再び、熱く かつ 冷静に福島第一原発大事故を語り出した。

「こけるさん、
アメリカのスリーマイル島原発や元ソ連のチェルノブイリ原発は、内陸部にありました。そのために、放射性物質が、その地域一帯に、ずっと留まり続けました。
福島第一原発は、すぐ前が、広い広い太平洋です。
しかも、強い西風や北風が、吹く。
雨も、多くて、梅雨も、あります。
福島の川は、海へと流れ込みます。
福島第一原発は、海の津波によって、たくさんの配管やパイプが、壊されました。全ての電源を失いました。
しかし、
福島県は、風雨と海の存在によって
救われるでしょうね。
なぜならば、
大量、多量の放射性物質が、陸地、大地から太平洋へと移動しつつあるからです。
ただし、生命の古里、海は、年々、徐々に、放射能汚染されています。太平洋も、大西洋も、インド洋も、決して、無限ではありません。
大海も、有限なのです!!」
終わり
いいね!ありがとうございます。
内藤隼人さんへ
高瀬甚太さんへ
comfortーzoneooxさんへ
Ankh Heart Squareさんへ
今日も、投稿できて、一歩前進だな。
今年最後の仕事納めの12月29日に
自販機の釣り銭口で、誰かの忘れマネー180円をget!!$
元旦の宝くじが、楽しみだなあー。




長編小説A76近未来の人類は、危ない!ぞ。