佐江ちゃんは雑誌の撮影前の日はご飯の量を調節して、浮腫まないように気をつけてるから撮影なんだなってわかる。
別に普通に細いんだよ?ストイックだよね。
「佐江ちゃん明日撮影?」
「うん。」
「頑張ってね。」
「ありがとう」
ほんとは佐江ちゃんは、撮影で楽しかったことを私に話したいのかもしれない。
けど、女のコといるの私はやっぱり見ちゃってから嫌だなって再確認して、聞きたいけどヤキモチになるから聞けない。
「ゆきは撮影は?」
「明日はないよ。明後日撮影に行く」
「そうなんだ。」
佐江ちゃんがいないボイトレとかさ寂しいんだよね。隣にいるから頑張れるみたいなのがあるから。
「お風呂入ろう」
個室に入ろうと服を脱いで入ったら、ドア閉めてないから誰もいないと思ってあけたのに、優子たちがすでにいちゃついていた。
「使ってるなら使用中にしろよ」
「ごめん。忘れてた」
「由紀隣に入ろう」
「二人とも幸せそうだったね。」
「そうだね。でも、私らも負けないよ」
「たしかに」
体を洗おうとしたら、佐江が洗うって洗ってくれた。
翌朝、佐江ちゃんが行くのがわかり抱きつく。
「頑張ってね」
「ありがとう。行ってくるね」
佐江ちゃんも思ってることはあるだろうけど、色々我慢してやっている。
佐江ちゃんが頑張ってる間は佐江ちゃんのことを考えないようにレッスンに励む。
「柏木ちゃん、今日めっちゃストイックだね」
「あくと佐江ちゃんのこと考えちゃうから、集中したほうがいいから」
「佐江ちゃんに柏木ちゃん頑張ってたよって報告だね。」
ご飯を食べたら、学業の時間
日に日に撮影とか他にそれぞれが仕事をもらいはじめて、高校生組の教室で勉強をすることが増えて。
課題を終えていく。
「柏木ちゃん、今日いつもの1.5倍くらいやることが早い」
「集中してるんです」
「すごいよね」
おかげで今日出す予定の課題のレポート2教科分1時間で終わった。
佐江ちゃん早く帰ってこないかな。
授業を終えて部屋に戻ると帰ってきた佐江ちゃん。
「おかえり」
「ただいま」
佐江ちゃん泣いていた。
「どうしたの?」
「今の撮影、下着とか見えなくても撮影用に着替えなきゃいけないから、全部着替えるんだけど、着替えてたら女のコがめっちゃそばに来て、体をめっちゃ触ってきてすごく嫌だった。
それに、告白もされた。」
「えっ告白?」
「うん。もちろん、佐江には恋人がいるの知ってるし言ってあるからすぐ付きあってる人いるからってはっきり言ったよ。」
「なんかやばい子だね。」
「触られたって下着なしで触られたの?」
「うん。」
「広い更衣室でもわざわざ近くに来るようなコなんだけどさ、上だけ脱いで下着付け替えているタイミングで、触られたからびっくりした。
」
「ほんとにこの撮影嫌だな」
私が言った本音に佐江ちゃんは、
「相手の女のコ変えられないか聞いてるんだ。でも、由紀のこと話したら今付きあっている人との撮影はだめだって断られた。」
「そっか。」
「佐江も撮影できるのは嬉しいんだけど、スキンシップ強すぎるのは困るし嫌なんだよね。
由紀ならこんなことしないってわかってるから尚更。」
涙をポロポロこぼす佐江ちゃんを抱きしめる。
「佐江ちゃんとりあえずお疲れ様」
「うん。」
翌日、佐江ちゃんが話していた撮影の相手を変えたいって話で新しい子に変えるって言われて会いに行った。彩ちゃんって言うこの間のコと同じスクールにいる女のコ。
「山本彩です。よろしくお願いします。」
「宮澤佐江です。お願いします。」
新しい衣装の確認のため、すこしだけお話をしながら撮影をした。
「彩ちゃんって付きあってる人いる?」
「いないです。」
「宮澤さんは?」
「同じスクールの女のコ。だから、撮影としてのことはするけど、むやみにスキンシップとかされるのは困るんだ」
って先に話す。
「この間のみるきーちゃんは、佐江にめっちゃベタベタ触ってきたりして困っていたから。」
「スクール一緒なので話は聞いていました。宮澤佐江ちゃんイケメンなんだって」
「あの子着替えるときにわざわざそばに近づいてくるから困っていたんだよね」
「イケメンガールみたいな子があの子はすきだから。ボーイッシュ女子が。」
「節度を保って、楽しく撮影しようね」
「お願いします」
って話をした。
由紀たちがいるグラビアの撮影に遅れて合流。
「佐江ちゃん遅い」
「ごめんね」
「新しい撮影する女のコ決まって挨拶をしてたから」
「変わるの?」
「うん」
「良かった」
グラビア撮影を終えて、マッサージの先生が来た。いち早く私たちの悩みとか見抜いちゃう先生。
同性と付きあっていろんな悩みがあったからこそ、先生は気持ちがわかるんだろうな。
必ず先生がいいって言うまで触れ合う時間。
今は佐江ちゃんの体を触れている。
ここ最近色々嫌だったのかやたら裸を恥ずかしがっているから、先生は佐江ちゃんに怒っていた。
「恥ずかしがっていたら、由紀ちゃん困るから全部さらけ出して。由紀ちゃんは全て知った魚で佐江ちゃんが大好きなんだから。」
「はい」
胸を集中的に舐めると立ってきている。
「正常な反応だから大丈夫だよ。」
そして下に舌がおりていき、閉じないように足をおさえる。
許可を出すまではしっかりと舐めるように由紀ちゃんに伝えた。
「気持ちよくなるまでは佐江ちゃんの声を聞くからね」
佐江ちゃんがいっぱい声を出す。
しばらくして、あっなんかやばいって言っていていっぱいふいた。
「体がしっかり感じた証拠だね。時間かけて舐める時間は必要なことだから。」
「いっぱい出ちゃった」
「おしっこも我慢してたんじゃない?」
「はい」
しっかり佐江ちゃんの体を舐めて触れたあとは、交代をして佐江ちゃんからの気持ちを受け取る。
「由紀ちゃんは割と感じやすいからいつも体が反応してるんだよね。すぐにイキやすいし。」
「恥ずかしいからやめてください」
先生からのマッサージを受ける。
終わって部屋に戻りぐったりしていた私たち。
ご飯の時間まですこしだけ寝ようとしたら寝ちゃって、優子さんたちが来ないからって様子を見に来てくれた。
「完全に寝ちゃってたね」
ご飯を食べて、お風呂に入り1日を終えた。