関西、九州地方の学生に話がある。

4/29から5/6まで関西から九州に住む子達は帰省が無理になった。申し訳ない。


学園の先生から話があった。

楽しみにしていたGW。

鹿児島から東京くるなんて並大抵の覚悟では来れない。

なのに、、。


話が終わり、佐江はゆきちゃんを探したのだがいなくて、ゆきちゃんといつも一緒にいる同期はーちゃんに声をかけた。

すっといなくなりましたよ。


探して見つけた部屋が薄暗くて静かに泣く声で気づいた。


「ゆきちゃん」

「楽しみにしてたから悲しくて。お母さんに会いたかったです。」

まずは抱きしめて、寄り添う。

「毎日頑張ってるもん。ゆきちゃんえらいよ。」

涙を流したあとは、真面目な話をする。


「GWさ、佐江の家おいでよ。ママやお兄ちゃん2人いて犬もいて賑やかだけど、うちおいで?」

「でも迷惑ですよ。」

「大丈夫だから。ここに残る子少ないし余計寂しいじゃん。少しは家にいる気分になれるでしょ?決まりね。帰れないかわりに電話はOKの交渉とろうよ」

宮澤さんは、手をつなぎ先生の方へ。

GW佐江の家に来ることと、今電話していい話を承諾してもらえた。

「電話しておいで」

電話可能な10分だけお母さんと話せた。

ゆきちゃんのお母さん鹿児島弁だから、たまに訛りがあったけど、ありがとうございますって何回もお礼言われた。

「大切に面倒みますから」


そして、数日後。

GW前の講習会。

アイドル学園に入るのは狭き門のため、休みだからとはいえ体型管理は気をつけること。

異性との恋愛は禁止。

21時以降出歩き禁止。

色々言われたけど、宮澤さんが家おいでよって言ってもらえてほんとに嬉しくて。楽しみになった。

「ママ、もうすぐ着くって」

「はい。」

最寄り駅まで電車で向かい、お母さんが迎えに来てくれた。

「ママ、柏木由紀ちゃん。佐江の1歳歳下。」

「うん、聞いてるよ。ゆっくりしていってね」

「柏木由紀です。よろしくお願いします。」

1週間お世話になるのでと、ゆきちゃんのお母さんから食費代です。と学校に色々届いていた。


緊張してるゆきちゃんを和ませるように佐江はママに今日夜カレーね?とお願いした。

「ただいま」

「佐江おかえり。」

「佐江の後輩、柏木由紀ちゃん」

「柏木由紀です。よろしくお願いします。」

「可愛いー。」

「手出すなよ」


オムライスを作ってくれていてみんなで食べた。

「ゆきちゃん行きたいところある?鹿児島なんだよね?東京はじめてでしょ?」

ママがゆきちゃんに質問攻め。

「東京自体今回はじめてきたから、わからなくて。」

佐江連れてってあげなよ。


で、なぜか激混みの原宿に行く。

プリクラ撮ったり、クレープ食べたりゆきちゃんからしたら新鮮な状況。

いつもみない笑顔が見れて良かったなって思って。

「佐江がゆきちゃんのお姉ちゃんみたいだね」

とママに言われた。

守らなきゃって思ってるからね。


夜ご飯の時間。

カウンターに食事を取りに行くシステムで、席も決められている。

部屋割で、私のテーブルは宮澤さんと隣の部屋の2期生大島優子さんと、同期の片山陽加ちゃんだった。


はじめて大島優子さんと話すのに、フランクに柏木ちゃんと呼ばれて緊張がほどける。

「鹿児島から来たんだよね?すごいよ。一人で出てくるなんて。」

「ありがとうございます」


学園内では毎日日記を書く決まりがある。ので、今日の日記を書いた。

そして、20時から21時まではお風呂の時間。

結構広めの大浴場なんだけど、3期生にとっては裸の付き合い。


佐江たちは1年で慣れたから大丈夫だけどさ。やっぱ恥ずかしいよね。

泣きそうになってるゆきちゃんをシャワーの場所まで案内し体を洗ってると、優子がやってきて「柏木ちゃんおっぱいあるんだね」とか言い出して泣きそうに。

「優子、だめだよ。緊張して恥ずかしがってるのに。」

「ごめんごめん。」

「ゆきちゃんごめんね。優子変態だから。」


湯船につかると少しゆきちゃんの表情が変わった。

「1日疲れたでしょ?」

「はい。あと東京の生活も1日目なので。」

「困ったらすぐ佐江呼んで。

「ありがとうございます。」

ほかの先輩も何人かいて少しお話した。


ゆきちゃんとたかみなは同い年なのか。

21時半に消灯で朝6時起き。これが学園内の流れだ。


シングルベットなんだけど、消灯してからもガサゴソすごいから気になって、「ゆきちゃん寝れない?」って聞いたらずっと緊張しててって。


佐江のベッドこない?って言われて一緒に寝たらなんか安心して寝れた。

 しばらくして、ゆきちゃんのスーっていう小さな声が聞こえて眠れたんだって安心した。


翌朝起きたら洗濯を待つ間に平日は制服に着替える。そして朝ごはん。


そして授業。

教室に入ると先輩で同い年が結構いっぱいいて。

「柏木ちゃん同い年なんだね。よろしくね」って2期生の河西さん、増田さんに話しかけられた。1期生板野さん、前田さん、高橋みなみさんなど結構いる。

「よろしくお願いします。」

挨拶をして授業に。

午後はジャージに着替えて全体のダンスレッスン。

基礎レッスンをいちからやる。


3期生ははじめてばかりで頭がついていかず。

2期生がフォローに。


今日は勉強したことがたくさんでクタクタに。

それを3年間続ければアイドルとしてデビューできるんだから。頑張らなきゃ。



土日は1日レッスン漬けなので、朝からストレッチして基礎レッスンして同期だけのレッスンと先輩たちは別のレッスンをしたりして、あっという間に終わる。


あっという間に1週間が経った。

学園に来てから10日目の朝。


先に佐江がいつも起きるの早いからゆきちゃん起こそうとしたら、顔色が悪く、

「ゆきちゃん?」

熱がある。

医務室に走っていき、体温計と飲み物をもらう。

「38.5℃だね。遠く離れた場所から一人できて疲れが溜まってたかな。」

「宮澤さんすいません。迷惑かけて」

「体が疲れてただろうからゆっくり休もう」

丸一日レッスンや授業はお休み。


佐江がついてあげようとしたけど、医務と担任の先生に止められたからいけず。

薬と安静にしてたから、夕方には37℃まで下がったらしい。良かった。


何度もすいませんって謝られたんだけど、疲れてるのにいつも気を遣って、宮澤さんって言ってて佐江は反省した。


佐江がこのコと一緒にいたいから名乗り出たのに、気を遣わせれたらだめじゃんって。

佐江が由紀ちゃんの心のささえにならなきゃって。



ゆきちゃんにお風呂入りたいって言われたので、ギリギリの時間で一緒にお風呂へ。

みんなが大丈夫?って心配してくれる中で迷惑これ以上かけられないって雰囲気だしてた。


「湯船少しつかろう」

そう声をかけてみんながほとんど入ったあと湯船に入る。


まだ咳は出てるので本調子ではないけど少し顔色良くなって良かった。

翌朝にはすっかり元気な姿だった。


ただレッスンは見学にされてたけど。


咳がまだ辛そうだから早く治るといいな。




私は宮澤佐江。今16歳。アイドル学園2期生。

春から高校2年生の学年。


ここはアイドル学園で、12歳から20歳までが入れる。

中学高校生組平日の午前中は学業。

午後はアイドル集中コースの授業だ。


そんな4月新しいアイドル学園3期生がはいる日。


東京の学園で面接、ダンス、歌簡単な筆記試験のもと、合格した人のみが入れる学園だ。

しかも3年間2人部屋の寮生活。

基本的に1期生は今は1人部屋。本人が望まない限りは。


佐江は、去年まで前田敦子ちゃんっていう1つ歳下の先輩と同室だった。

今年は、昨日新しくはいる3期生がご挨拶と学園説明会に来ていて、そこで会って佐江が一目惚れした子がいて、2期生は基本的に3期生と同室でって言われたから、学園生徒会長高橋みなみちゃんにお願いしに行った。

それが、新入生3期生柏木由紀。15歳。


何このコ可愛すぎる。鹿児島から一人で東京すごいな。ガッツあるな。

このコのそばにいたいって思ったら、佐江は絶対このコって指名してこうなった。


3期生です。今日からよろしくお願いします。

基本的にご飯やお風呂などは部屋同士一緒に行動するのがルール。

洗濯も一部屋一台のため、共同でまわして部屋干し。

「宮澤さん、今日からよろしくお願いします。柏木由紀といいます。」

「宮澤佐江です。今日からよろしくね。」


先輩らしく部屋を案内する。

服類を置いてあるクローゼットに服をしまい、18歳までの学生は生徒手帳を授業受けるときは持参。ダンスや歌のレッスンとかは名前入りの札を首からさげる決まりなどルールがたくさん。


わからないことは、すぐ聞いてね。

ありがとうございます。

こうやって学園生活がはじまる。