回想
付きあってすぐの頃私達はまだゆりゆり、春見って呼んでいて不安だらけで。
でもね、俺は春見がいいってあのとき抱きしめて言ってくれたから、ゆりゆりと付き合おうって決めた。
15歳年上の私がホントに付きあっていいのか、犯罪にならないのか?
何度も考えた。でも気づいたら好きで、事故で入院して死ぬかもしれない。
そう思ったとき思い浮かんだのがゆりゆりだった。
ゆりゆりと出会って、こんな私をめっちゃすいてくれてほんとに嬉しかった。
冷静でしっかりしていて、彼と出会ってから今の自分もいいかもって思えた。
付きあってからも不安は消えないけど、好きって気持ちでなんとかやってきていた。
私が歳上なのに、いつも引っ張ってくれるゆりゆり。
はじめてのエッチはホントに緊張したなあ。
めっちゃ気を遣わせたし。
けど、ゆりゆりだったから幸せだった。
「お前かわいいんだから自虐するな」
ゆりゆりはよく言ってくれた。自信がない私に。それから、さりげなく手を繋いでくれたりキスをしたり。
私からは滅多にキスしたりとかできないけど、たまにありがとうとかでキスしたりすると喜んでくれた。
同棲したら、色々すっぴんとかも気にして肌のケアとか極力ゆりゆりには見られないようにしてたけど、普通に構わず入って見てくるし、
若い子ってすごい。
ゆりゆりなんてピチピチで、なんだか申し訳なくなるのに、大丈夫だからさ。春見自虐しすぎとか言うけど、自虐しなきゃいけない年齢😭
付きあってからも、結婚してからも
悩みはつきないけど一緒にいれて心から幸せだってそれだけは言えるよ。