中学の卒業式を無事に終え

また東京に戻る日・・・。

 

親たちと一緒に行く予定だったけど

準備をしてない親たち・・。

話を聞くと、異動の話がなくなったって。

だから、東京行くことがなくなったから

由紀、ごめんって。

 

ショックだった。

さすがに東京と鹿児島じゃ遠すぎる。

どうしようって思った。

 

この学校選んだのは自分だけどもう

不安しかなくなった。

 

 

お母さんがでも、たまには東京行くように

するからちゃんと頑張って生活してねって

だから、頑張るって決めた。

2日間鹿児島に戻って、友達に会って

みんなにパワーをもらって東京に戻る。

 

 

おかえりと言ってくれる宮澤さん、先輩たち

そして仲間。

ここが居場所なんだって実感した。

同時に、寂しさが一気に来て部屋で泣いてしまう私。

 

それを宮澤さんはどうした?って

優しく聞いて慰めてくれた。

それは、寂しいねって。

佐江が、由紀ちゃんの事親のように面倒見るから

甘えていいからねって。

 

 

次の日から本当に、宮澤さんは言った通り

お母さんのように朝起こしてくれて、

週3回の洗濯物の日には洗濯物あるって?

聞いて洗濯まわして干してくれたり・・・。

先輩がだよ?

私、できますって言ったんだけど、

ちょっとでも何か役に立ちたいだけだから、

由紀ちゃんが少しでもこの環境で寂しい思い

しなくていいようにさえがんばるからって。

泣きそうになった。

 

素敵な先輩に出会えたなって。

 

 

今度は先輩に負担が行かないように

わたしが何か手伝わなきゃなあって。

だから、その日も洗濯してくれて干してくれたのを

私が宮澤さんが帰ってくる前にたたむと言う事を

してみた。

 

宮澤さんの方が着替えの量少ないし・・・。

下着とか申し訳ないしね。

 

宮澤さんは帰ってくるなり、

えー、由紀ちゃんやってくれたの?

いいのにって。

でも、ありがとうね。って

満面の笑みでお礼言われたら嬉しくて。

 

 

ほっこりした。

 

 

でも、翌朝から私は高熱を出してしまった。

夜から体調がおかしくて・・・。

起こしてくれた時に声もうまく出せなくて・・・。

気づいたら病院に運ばれていた感じで・・・。

 

本来の入学式明日なのに間に合うかなって。

環境になれるために、早く寮に入ってるのに

って思ったけど、体はすぐになれないから仕方がない。

宮澤さんはその日、レッスンや授業を休んで

私のそばにいてくれた。

大人が残るからいいって言っていたのに、

この子の面倒は佐江が見ますって言いきっていた

みたいで・・・。

ごめんなさいって改めて思った。

 

 

何度もお礼を言うと、

ちょっとの変化にも気づかないなんて

ごめんねって。

一応、疲労って言われてしまった以上

責任感じてるからって。