続きです。

 

< 現人神 >

 

高良神が記したという文がある。

 

大菩薩御記文

九国高良の麓の為依り、我九国人の慇(あわれみを)もらさず。

敵軍滅ぼさんと思わば者、味方の先鋒なりて供に戦う。

物部を去って、肉身神秘□他にすることあれば、この山共にもって我滅亡たり。

物部を続かせずは、我左右へ寄ることなかれ

我兜率の内いんともいえり*、我ために心さしあらん人は、高山に登りて、むこはらをたたいて祈れ

「高良玉垂宮神秘書より」

 

上記の緑文字は下記に。

 

*いんともいえりは、”隠とも云えり”であろう。

兜率天は住吉四神(父と三神)が地上に下りてくる前におられた所。

父である住吉大明神(ウガヤフキアエズ)が戻った地である。
(全て同神)

では”兜率天に隠れたとしても”である。

この場合は、”崩御したとしても”との意味になる。

 

では、その後に続くのは「現れる、戻ってくる」となろう。

 

更に高良神と同神の伝承などから繋がる。

 

☆天照

神話では岩戸に隠れ、開かれた時に再び現れる神。
(男天照から、女神天照への交代も示唆)

 

☆住吉神

元宮の那珂川の現人神社には、国の大事の際、人の前に姿を現し、神通力をふるう神とある。

現人神の由緒は、人(神功皇后)の前に初めて現れた神であるが、それも意味している。

 

☆現人神(広辞林)
随時、姿を現して、霊験あらたかな神。
特に住吉や北野の神などをいう
 
***

 

ならば、上記大菩薩御記文の意味する所は。

 

高良神は九州人の憐みをもらさず、敵国を滅ぼさんと思う者の先鋒になり共に戦う。

(そのような状況になった時)高良の神が崩御したとしても、祈るものがあれば戻ってくる。

 

国の大事の時の再臨を預言しているのだ。

 

高良神と住吉神と天照。

同神であるから繋がる。

それが重要なことであるから、神の姿を変えられても残されている。

 

 

 

< 神の名 >
 

神秘書には神の名が並ぶ。

 

厳島大明神 竜神

宗像大明神 水神

 

皇后の妹二人おわします。

一人は宝満大神。

一人は河上大明神となりたまう。

 

宝満宮竈門神社には、神功皇后と玉依姫。

玉依姫は筑紫神社や周辺の伝承から、白日別である高良神と共にしていた神功皇后と分かっている。
(後に分かりやすいように改訂、掲載します)

 

 

河上大明神とは、佐賀の川上の地名にある與止日女神社(別名が河上神社)のことであり、御祭神の淀姫。

神功皇后の妹とされており、豊姫と同神。

豊姫は高良大社の本殿に合祀=后の神功皇后である。

 

 

厳島の神(女神の天照)=宗像神=御炊屋姫。

彼女は、饒速日(=高良神)の后。

女神たちは全て同神となる。

 

 

( つづく )

 

 

*記事内の考察や写真、イラストなどの無断使用はご遠慮ください。

 

 

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今更ながら始めました。

古代や神のこと、少しずつつぶやきます。

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前回に下のを追記してます。

アップしてから、そういうことかと気づくことも多々あります。

 

☆干珠満珠が、八尺瓊勾玉であることについて。

 

彼(高良神)はそれを自ら竜宮から借り受けた。

神功皇后との異類征伐などで、使いこなしている。

 

彼は饒速日なのだから、十種神宝になる。

では、天皇の証であるそれを、地上へともたらしたのは彼だと言うこと。

間違いなく、祖神なのだ。