明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

山へご来光を見に行けなかったので、地元(福岡)那珂川の三社参りへ。

この辺りのお正月は三社参りをする。

 

那珂川は「猿田彦神の発祥の地(市公認)」とされている。

さらに、住吉の元宮もあるから「住吉神の発祥の地」でもある。

 

 

年末に行った時の写真
 
氏神様の住吉の元宮、現人(あらひと)神社。
 
ご祭神、住吉三神と神功皇后。
 
朝早かったので、まだ空いてましたが、この後混雑してくる。
パワースポットとして知る人ぞ知るお社。
最近、有名になって人が多くなってきたので嬉しい限り。
 
この後、娘の「とうらぶ・お散歩」に付き合って、裂田神社へ。
 
 
裂田溝(さくたのうなで)を通って行く。
神功皇后と武内宿禰、土地の人が力を合わせて造ったという、日本最古の現存する水路。
今でも清らかな水が流れ、田畑を潤している。
 
翡翠もくるらしいのですが、まだ見たことない~。
 
 
左手の林に裂田神社がある。
右手が安徳台。
ここには伝承があった。
 
裂田溝を掘っている際、行く手を阻む大岩が現れた。
武内宿禰が祈ると雷が落ち、これを砕いたとされる。
雷が轟いたので、とどろきの丘(安徳台)。
ちょうど林の右端に、その「大岩」がある。
 
武内宿禰は高良神であり、住吉神、饒速日命。
高良の伝承では、高良神は武御雷神と同神。
「雷を祈って落とした」
この伝承は、彼が雷神でもあることを示唆している。
 
 
裂田神社。
ご祭神、神功皇后。
 
 
彼らが200年代なら、1800年もの間大切に受け継がれてきた水路。
 
彼女が福岡にいたと推定される期間では、到底この工事は終わらない。
でも、確かにここには彼らの足跡がある。
 
ならば、彼らはここにずっといたのだ。
 

 

二社行ったなら、三社参りで「日吉神社(山王宮)」へ行こう。

 

日吉神社

幟端があがっていた。

 

初めて来たとき、この辺りからびりびりするような凄いパワーを感じた。
 

境内の猿像。

前に写真が天狗のような光が写った。

 

 

 

光った時の写真

 

 

ここは日吉大社の元宮の一つ。

(日吉大社の御祭神は、大神神社から勧請した大己貴神と大山咋神。二つの宮の神は同神としている)

☆→神話の郷~日吉・日枝の元宮 日吉神社~

 

最澄さんが「ここの猿田彦神」を日吉大社に勧請されていた。

 

しかし日吉神社のご祭神の中に、その猿田彦神の名はない。

(土地の人は、猿田彦神として祀っている)

 

すべて同神であり、日吉神社の神(まとめて)が猿田彦神でもあるからです。

 

日吉神社のご祭神

 天御中主神、大己貴神、日子穂穂出見神。大山祇命、八雷神、菅原神、迦具土神、田心姫神、高淤加美神、闇淤加美神、手力雄神、宇賀魂神、表筒男神、中筒男神、底筒男神、須佐之命、天照大神。

 

*大社で同神といつ大己貴神の名も、住吉三神の名もあるのだ。

 

 

「住吉神、猿田彦神」が同神なので、那珂川には両神の「発祥の地」である元宮がある。

 

 

帰り、ついでに「伏見神社」へ。

☆→祇園の神 1 ~伏見神社の磯良舞~

ご祭神、淀姫(豊玉姫)、スサノオ命、大山祇神、神功皇后、武内宿禰。

 

伏見神社の神功皇后
 
淀姫は神功皇后の妹とされるが同神。
別名の豊玉姫は、伝承から彼女だとたどりついてる。
 
神功皇后、住吉神。
彼らは1800年以上前、この地で暮らしていたのだ。
 
 
 
愛しい愛しい我がふるさと。
山も水路も土地の人も。
何千年経ても何一つ変わらないものが、ここにはあった。
 
 
 
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