先日、英彦山へ行ってきた。

ブログで知り合ったrisugumi-sanとご一緒。

彼女は愛知県の行者さん。

 

たまに、神の言葉を受け取られている。

その内容が、自分自身の知識にないことだったりと、かなり確か。

上の記事にうちもコメント。

 

同じ山ナビを使っているので、フォローし合っていた。

それがご縁でご一緒することに。

ちょうどこの記事を書いてる時だった。

 

 

当日、2時間運転して、登山口の銅の鳥居(はがねのとりい)に着いた。

 

 6時に合流。

risugumi-sanは行者さんの恰好で、法螺貝も持参。

準備をして出発。

 

(銅の鳥居)
まだ暗いので、ヘッデン装着。

 

 
参道脇にあった中島神社。
御祭神は菅原道真公。
ですが、これ弁天池!
中島の名もあり、元は弁天さまが祀られていたようだ。
市杵島姫命。
 
斎き島姫。古代、島は星と同義語。(「儺の国の星」より)
星の神を祀るもの。斎き星姫を示唆する。(=織姫、瀬織津姫へも繋がる。)
斎き島の名から、池の中に島を作り、社を建てるのが市杵島姫命の社の本来の形=これが弁天池。
厳島神社や、湖、池の中にある島に、大抵、市杵島姫命=弁天さまが祀られるのはこれが理由。
 
英彦山には、大己貴命(饒速日命)と宗像三女神(市杵島姫命)が降臨し、後に天忍穂耳命に譲ったという伝承がある。
天忍穂耳命が天照の子とされるので、日子山
*上のリンク先の記事。
 
名を替えられただけで、ここは日の神のお山。
(名を替えた、譲ったは、同じ神を示すとこが多い。名を変えただけ)
 ここに市杵島姫命の社と、山中の大南神社に天火明命(饒速日命)の社があるのが何よりの証。
 
また、彼らの祀られるところには、道真公も祀られている。
道真公が天拝山で祈った神は荒穂の神。
彼は高良神であり、饒速日だ。
では祟を成したのは彼。

ゆえに、彼と道真公は一緒くたにされてるのかもしれない。

 
ここ、今回初めて知った。
 

 
銅の鳥居から20分ほどで、奉幣殿。
risugumi-san が、祝詞と法螺貝を立てて出発。
練習1ヶ月なのに、なかなか上手い。
正面参道を行かずに鬼杉方面へ。
 

 
英彦山は明治の廃仏毀釈の折に、徹底的に寺関係を破壊されている。
この辺りもたくさんの宿坊があった。
 

 
虚空蔵。
窟です。
穴の高さは、人の三倍くらいある。
 
分岐から玉屋神社へ。
これだけ夏に行った時の写真
 

 

ここは般若窟とも言われている。
 

玉屋神社 正面
 

その横にある英彦山鬼神社。
 
risugumi-san が祝詞と真言を唱えて、法螺を立てられた。
やっぱり神に、真摯に向き合ってる人と山に来るのは面白い。
ここで分岐まで戻る。
初めてなら基本の道を行かなきゃね。
 

 

智宝社

ここを少し登ると梵字岩がある。

 

三つの丸の中に梵字。

 

 
左上 釈迦如来
右上 大日如来
下の右側が弥勒菩薩
 
梵字が掘られた当時は、梵字の下に回廊のように道があったそうだ。
後にそこだけ崩れたとのこと。
それこそ神業ですね。
初めてここに来た時、ちょうど来られた山伏さん方の説明を横で聞いていた。
 
その後、苦しかった時に口から、
「ろっこんしょうじょ~」と出てきて、ずっと唱えてたら楽になった。
帰って調べたら、六根清浄。
山伏さん方や、行者の方が山で唱える言葉。
リンクしたのかも知れない。
 
それをrisugumi-san に話したら、各地の六根清浄の歌を歌ってくれた。
ありがとうございます爆笑
色んなのがあるんだ!民謡みたいな。
 

玉屋神社
 
御祭神は天火明命。
饒速日命。
下のは秋に行った時の写真。

靴を脱いで中でお参りできる。
 

 
前に行った時、声が聞こえた。
その時、考えていたことのヒントを貰った。
 
<< 住吉三神。ニギハヤヒの神。(その子)応神。神武 >>
 
言葉通りの意味では無い。
天火明命は、住吉三神、饒速日命と同神。
神功皇后の子とされる応神天皇、神武天皇も同神。
その時は、神武天皇も?と思ったが、後々、同じ(または、誰かと一緒くたにされてる)と分かった。
 

鬼杉へ
でかい。
 

鬼杉の裏の牛窟
 
ここから急登を上がって南岳へ。
 

鎖道を経て、
 

山頂には祠あり。
ここで会った人に鬼杉方面から上がってきたと言うと、「健脚~!」と言われる。
なかなか大変なので、がっちり装備をしてください。
 
 
祠の後ろに南岳の三角点
次は中岳へ。
当初は北岳にも行く予定でしたけど、中岳から余裕みて往復1時間半。
risugumi-san の飛行機の時間に合わなくなるので、北岳は諦めた。
なので、ここからはまったり。
 

南岳の北側の斜面はまだ雪がある。
降りてくるまでカチコチで、少しチェーンスパを装着。

地下足袋は滑らなかったそう。凄い~!

 

中岳です。
英彦山には三つの峰があり、その真ん中。
上宮。
 

数年前の台風で破損してる。
倒壊の危険があるので近づけない。
再建が決まった。
ヘリで資材を運ぶので、多額の費用が掛かる。
全国規模でクラウドファンディングすれば、すぐに集まりそうですが!
 

上宮裏の広場の山頂標識。
標高1119mです。
 
昭和の中頃、この広場に売店があったらしく、そこから投げ捨てられたビンなどが上宮裏の斜面に大量にある。
年2回ほど山ナビのYAMAPの有志でゴミ拾いをしてる。
前回参加しましたが、手を伸ばした範囲だけでガラスの破片が10キロ。
それをザックに括りつけての下山は、なかなかスリル。
 
 
果てしないゴミの山。
いつ元通りになるか検討もつかないが、今の人は山にゴミを捨てない。
昭和の人が捨てたゴミは昭和生まれが片付けると、皆、頑張ってる。
 
単独でガラスの破片だらけの斜面に入ると危ないので、したい方はYAMAPの英彦山清掃へ参加表明を。
登山口まで下ろしたゴミは、地元の添田町の役場の方が回収して下さる。
(みんなは、2~3キロくらいのそれぞれに無理のない範囲。
背中側に板を入れたり、板をつけた背負子を担いでる方もいらした。なるほどね~)
 
こんなにゴミが散乱してるのに、上宮の裏から嫌な気を感じない。
こうした人たちが、気にかけて頑張っているからかもしれない。
うちもまた都合が合えば、何度でも参加しますっ!爆  笑
 
お昼休憩でご飯を食べてから、正面参道で下山。
 

途中、ハロが見えた。
risugumi-san、お山へ感謝の法螺を立てたられた。
 

 
 降りてきた石段
鳥居だったのだろう。
 

産土神社
行者堂。
この後ろに。
 

 
私が植樹した杉。
山体崩壊の危険があるらしく、植樹をしようと、英彦山神宮とYAMAPのコラボで数年前にクラウドファンディングでした。
順調に育ってるよう。
英彦山に来たらここに来て成長を見るのが楽しみ。
花粉症の方、ごめんです^^;
 

随分下がってきて、中津宮。
 

天狗の豊前坊、他。
最近出来た!
かっこいい~!

下津宮。
 

不動明王が祀られてるよう。
 

奉幣殿に戻ってきた。
ほんとに辛い時は、ここの鳥居をくぐった後涙が自然と出る。
「ありがとうございました!」
辛ければ辛いほど、心の底から感謝出来る。
お山と神と繋がれる気がする。
修験の根底には、そういうのもあるかもしれない。
 

降りてきた石段を振り返る。
 

登山口の銅の鳥居に戻った!
ここでrisugumi-sanと解散。
楽しかったー!
ありがとう!
また登ろうね爆笑

ゆっくりペースで8時間半弱。
行かれる時は、がっちり靴も服装も持ち物も装備してください。
 
修験のお山なので、相当大変です。
山行最高!爆  笑
 

宝満山に朝駆けした時の、上宮から撮った英彦山。
右から南岳、中岳(上宮)、北岳。
三つの峰がある。
 
北岳に宗像三神の二柱降臨。
中腹に市杵島姫命。 
大南神社には天火明命が祀られる日の神の山。

 
risubumi-san から、ミニ法螺貝を頂いた。
ありがとう~!
以前、立山にご一緒して頂いた太賢さんから、錫杖、半袈裟、イラタカ念珠の携帯を許可してもらったので、これも持って山に入ります~爆  笑
御縁に感謝!
 
 
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