彼は饒速日命。

月神てあり、干し珠満珠を所有する。

 ★前回の記事

 

筑後国一之宮「高良大社」の御祭神は、

高良玉垂命
八幡大神(応神天皇)
住吉大神

 

「高良玉垂宮神秘書」より、饒速日命に繋がった。

それを示唆するものが、他にも「神秘書」の中にあった。

さらに夫婦とされる「神功皇后」も登場する。

 

表筒男尊は、玄孫(ひまこの)大臣物部大連 (天照のひ孫)

神功皇后の妹 豊姫と夫婦に。

その御子は大祝往子尊。(後の高良の祭祀の一族)

 

高良大明神は、皇宮に住み給う間、大政大臣物部保連と名乗る。

神功皇后と夫婦になり給う。

藤大臣は干珠満珠を借り給う時の仮の名なり。

(藤は垂れさがって咲いてるから、その姿から名付けた。玉を海神から借りられるようにということか)

 

高良神と神功皇后の御子は数多いる。

四人は仲哀天皇との御子

五人は高良神との御子

合わせて九躰皇子

 

<三種の神器>

 

皇宮にて三種の神器をはからい給う。

神璽は高良明神が預かり給う。

 

宝剣は神功皇后持たせ給う。

内侍は玄孫大臣預かり給うなり。

 

大祝、本名字鏡山と申すなり。

 

 

 

< 物部姓 >

 

表筒男尊も底筒男尊も物部姓である。

物部の祖神は饒速日命と御炊屋姫。

 

彼らの子孫は、「神部物部を秘せんが為なり」

と名を変えている。

 

彼らは二柱の天照であったのだ。

 

神話の神は全て彼らであり、よって神話もすべて彼らの物語となる。

 

高良神は住吉神。

神話の神と神功皇后。

彼らは共に生きていたということになる。

 

 

< 二つの珠  >
 

底筒男神である高良神は、海神から「干珠と満珠」を借り受ける。
それを使いこなす彼は月神。

 

海の満ち引きは月の作用であるからだ。
 

彼が饒速日ならば、それに該当するものがあった。

「十種神宝」。


その中の、生玉、死返玉。
亡くなった人をも蘇らせるという神の宝。

kono87(前世の仲間の一人)さんが、以前ブログでそれを書かれていた。

  生玉は陽の言霊で潮満玉
  死返玉は陰の言霊で潮干玉


饒速日命は、これらの神宝を使いこなしていたという。
石上神宮には彼が伝えたという、十種神宝の名を唱える祝詞がある。

 

亡くなった人をも蘇らせると言われる神宝を操る神。
人の生死にかかわる事のできる神。

饒速日命である天火明命も、籠神社の伝承で月神とされる。
 

饒速日命の「十種神宝の生玉、死返玉」と

高良の神の「干珠満珠」。                        

彼らは同神であり、同じ月神であった


神話の月神・月読神はすぐに隠れて、その後は登場しない。
それは、隠されてしまった饒速日命の(神話上での)を示唆しているのだろう。
 

 

大阪の住吉大社には、「潮満珠と潮干珠」のお守りがある。
また、境内の「玉ノ井」には潮満珠が沈められているとされる。

 

 

「海幸彦山幸彦」の神話の中で、
山幸彦が海神から授かったとされる二つの珠。
とお守りの説明文には書かれていた。

住吉神=饒速日命=海幸彦山幸彦の伝承
干珠満珠=十種神宝の玉=潮満珠と潮干珠

 

同神であるから、それは同じ物。

だから、その社にあるのだ。

 

( つづく )

 

 

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