この頃(2016年)、kono87さんと時間を合わせて瞑想をしていた。
同じ映像を”見る”ことや、言葉を”聞く”ことが度々あり、私の想像の範疇を越えていた。
*
その日、ふっと(瞑想状態に)入ったと思うと、現人神社(福岡県那珂川市)の上空だった。
とてもリアル。
境内にある木の葉の一枚一枚まで鮮明に輝いて見えた。
いい香りがしてくる。
ずっと後になって分かるのですが、これは彼らの香り。
少し甘くて、花の香りとはちょっと違う・・・。
遠い懐かしい記憶を刺激するような優しい匂い。
あぁ、そういえば檜の香りに似ている。
初めは、お宮の横の御神木の上にいたよう。
木を伝うようにすーっと降りていった。
すると、鳥居の横にある案内板と、手水舎の間あたりに人影が見えた。
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やけにごっつい体のその人は、一目で神だと分かった。
袖なしの、足元まである真っ白な服を着て・・・。
(今回*これを書いた当時、書くに当たって該当する物をネットで調べた。
古代ギリシャの衣装の”キトン”のようだと思ったのだが・・・
行き当たったのは意外にも、古代日本の”貫頭衣”。
イラストによくあるような物ではなく・・・。)
裾が足元まであり、腰の辺りで鮮やかな帯紐で結ばれていた。
その長い一枚布の真ん中に頭が出るように穴を開け、腰で結べばちょうどあんな風。
一番、そっくりな形になりそう。
(本当に、開いてたのか、合わせなのか不明)
その上に両肩から、同じく足元まである紫色の布(帯のような厚みのありそうなもの)を垂らしている。
(後ろはどうなってるか分かりません)
その神は、太い腕を組んで立っていた。
ん?誰かに似てる。
よく知ってる誰かにとっても似てる・・・誰だっけ~~。
私を見て、破顔一笑。
片手を上げたその人は。
武藤さん!!!!
(元全日本)プロレスの武藤さん。
神などの姿は自分の頭の中にある記憶から投影することが多いと聞くので、私の想像かもしれない。
でも多分、一番近い姿。
< 久しぶり >
声では無い声がした。
最近、よく来てるやん。近いんだし。
< ・・・度目だな >
・・・えっ?
*
そこでふっと我に返った。
しんと静まり返った部屋の中。
あの香りもしない。
何度目?
直接、顔を合わせるのが何度もあったということ・・・?
何度目だと言うのだろう。
何が何度目??
多分、それは「今の世で」という意味ではない。
この頃は、まったく知らなかった。
住吉神が、何者であるか。
何故、私がここにいるか。
ここ、那珂川は”彼ら”が愛する土地だった。
*
それから、すっかり武藤さんのファンになってしまった。
見る度、現人さんで見た光景が重なって。
いつものように、友人に今回見た光景をメールで伝えると、プロレス好きな彼は大爆笑。
かっこよすぎ!!!
その人は、現人さんの神か・・・、
はたまた、脊振山の白龍か・・・と。
現人(あらひと)神社は、住吉神社の元宮だと言われている。
神功皇后の朝鮮出征の折、この世で初めて人の前に現れた神。
現人神。
今回、その現人神社の神の衣装を調べたことで、分かったことがあった。
それは次の回で。