続きです。

 

 

博多から新幹線で新大阪へ。
何度か乗り換えた後、新石切駅に着いた。
ここから生駒山を越え、奈良を目指す。

 

大阪と奈良の境にある生駒山。
大阪側の麓にあるのが、「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」。

 

 立派な楼門。

 



随神像かな。

でも、どちらが御祭神、饒速日命に思える。

 

 

反射して見にくい。
こちらの神社は、「できものの病気」の治癒に御霊験あらたかのようで、たくさんの方が参拝に訪れる。

 

 

拝殿。

ご祭神は饒速日命、子の可美真手命(うましまでのみこと)。

 

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  祭神

 

饒速日命は、石上神社の御祭神と同神。

石切の石は、石上(いそのかみ)の石と同じ。

 

磯神を意味する。

磯神=高良神(安曇磯良神)=饒速日命。

 

高良大社も、石上神宮も、石切神社も、古来、磯宮であった伊勢神宮も、同じ磯神である饒速日命。

 

彼ら二柱は、神話のほとんどの神になる。

 

 


拝殿前にはお百度をされる方がたくさんおられた。
できもの・・・がんや様々な病気、ご自身の為、大切な誰かの為に祈られている。


                  *


ここには、15年ほど前にも来ていた。

社の奥に、饒速日命の足跡を見つけた。

 

「饒速日命が腰かけた(足をかけたかな?)の石」。
今回、先を急いでたのですっかり忘れてた。

 

そこには「饒速日命はここで天磐船を降り、この石に腰(足?)をかけ、再び天磐船に乗り、生駒山を越えて奈良へと飛行した」と記されてあった。


「本当に饒速日は生駒山を越えたんだ」と驚いた。*1

 

 

あの夢の光景がよみがえった。

 

夢の中の船は、生駒山を越えてきた。

                      *



次はあの日、行かなかった上宮へ。

( つづく )

 

 

*1 後に分かる。

饒速日命のアマノトリフネ。

籠神社の天火明命の空を飛ぶ光る籠、海に潜っても水が入らない籠。

山幸彦海幸彦の話の、塩土老翁(=住吉)が出した、海に入っても水が入らない目無し籠。

浦島太郎も上に同じ。

高良神の彼が乗って海から現れた、金色の雌雄の亀。

 

彼らは同神であるので、それは同じもの。