義母が居ないこと。
もう何年も前に死んでしまったのに…。
面影を今でも追いかけてる…。
大好きだった。
一緒に歌った『リンゴの唄』
手を繋いで散歩しながら歌ったね。
いつまでも寂しいのかと思ってたよ。私
違った。忘れたくないだけなのよね。
今日ね。今はスマホの写真が良くなっちゃったから使わなくなったけどデジカメのメモリーカードで貴女のこと探しちゃった。
懐かしさで1杯で、だけど前みたいに涙は出なかったわ。
楽しかった想い出いっぱいくれてありがとう。
実母と上手く行かない私を知って、そして実際に母とも会ったことあるものね？
「大変だったね。私、女の子が欲しかったの(男ばかり4人)私が本当のお母さんになってあげる」
凄く凄く嬉しくて、お義母さんが抱きしめてくれて一緒に泣いてくれたね？
お義母さんも愛人の子供だったから、私の気持ち人一倍、理解してくれた。
だから貴女が認知症になって私が中心に介護させて貰えた時、大変さより嬉しさの方が大きかったのよ。いつまでもこの幸せが続きますようにって。
貴女が息子(旦那)より私。
義父より私。
嬉しかったけど、申し訳なかったのよ。
夫である義父の名前も息子の名前も孫の名前も忘れても私のことだけは覚えててくれて。
夜中に寂しくなると私の名前を呼んでくれたね？
眠かったけど嬉しかった。
お母さんって人と抱き合って一緒に寝たことないから「お母さんっていい匂いがするのね〜」
義母「いい匂いするの？」私の「うん。安心する」
貴女の葬儀の最期のお別れの時、
リンゴの唄を歌ってしまった。
大勢いる中で。
「可愛や、しーさん」っていつものようにディーサービス行く時のバイバイをした。
あれは無意識だったのよ。
親戚達には引かれたけど…。
最期の最期に人工呼吸を取る時、
私は貴女の耳元で、その歌を唄った。
顔が汗で1杯になり看護師さんに何ですか？って聞いたら涙です。と…。
拭いてあげて下さいと。
義父と旦那と、一緒にいた義兄の顔を見て、皆、頷いくれた。
忘れないよ。絶対！
でも貴女の居ないことを寂しくは想う時もあるけど悲しく辛くなることは無さそうよ。
だって良く考えたらいつもここ(心)に側にいるもの。貴女を常に感じているもの。
いっつもいっつも笑顔でさ。
-------リンゴの唄-------
赤いリンゴに 口びるよせて
だまってみている 青い空
リンゴはなんにも いわないけれど
リンゴの気持は よくわかる
リンゴ可愛(かわ)いや可愛いやリンゴ
あの娘(こ)よい子だ 気立てのよい娘
リンゴによく似た かわいい娘
どなたが言ったか うれしいうわさ
かるいクシャミも とんで出る
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ
朝のあいさつ 夕べの別れ
いとしいリンゴに ささやけば
言葉は出さずに 小くびをまげて
あすもまたネと 夢見顔
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ
歌いましょうか リンゴの歌を
二人で歌えば なおたのし
みんなで歌えば なおなおうれし
リンゴの気持を 伝えよか
リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ
